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日記、日々の想い 

秋、故郷の海

秋の故郷の海は
結構寂しい
遊泳禁止の海でも
夏には、結構な人出だ
でも、秋になって
台風が、落ち着いて
海岸を、訪ねると
砂浜には
人影もなくて
殺風景、嵐の爪痕
漂流物ばかり
山に、なっていたりする
あの頃は、結構な間
あのうず高い、漂流物の山は
置き去りにされて
そのままに、なっていた
足の踏み場にも、困る
そんな瓦礫だらけの
その砂浜を
掻き分けた先は
怖い位の
大波だ
繰り返し、打ち寄せてくる
まるで、すべてを
呑み込むように
襲ってきて
砕け散った波は
この自分の
足元にまで
押し寄せてくる
怖気付いて
後ずさっても
また、次の波が
足元を、濡らす
この海は
自分の生まれた
この街を、育む
掛け替えがない
そんな海だ
でも、人影もなく
ただ、荒れ狂うだけで
その秘めている
止めどない
奥深い
果てしない
暴力の無慈悲
目の前にした自分は
波から、逃れながら
気持ちは,いつも
切り裂かれていた…

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