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日記、日々の想い 

戦争が、始まった日に…

おまえも、まだ
生まれていなかった
そんな時代だ
戦争が、始まったんだと言う
いや。祖国が
宣戦布告なしに
奇襲攻撃をして
卑劣に、戦争を始めた
おまえの受けた
戦後民主主義の
あの歴史教育では
そう、教えられたよね
事実には、違いない
でも、ともすると
布告なしの、奇襲攻撃だったから
悪者にされたとか
そんな考え方もある
でもそうかな
多分、違うな
もし、事前通告されていても
祖国が、戦果を上げれば
それは、それで
祖国が、先に手を出したんだし
攻撃された超大国は
やっぱり、惨害を受けて
草の根の人々、みんなが
ことこどく、激怒するんだ
強い者が、激怒するんだ
一致団結した超大国に
やがて、結局
とことん、復讐される
当然、そうなったのだろう
無条件降伏して
無様に、敗戦となる
生き残った指導者たちは
戦勝国の思いのままに
一方的な裁判で
裁かれることになる
ただ、勝者の論理でね
まあ、世界大戦の
第三者などいない
そんな極端な状況下で
無条件降伏の
無様な敗者などには
あれこれの理屈なんて
許される訳もない
結局、強者が勝者で
その勝者が、正義
敗者は、ただ
悪と、貶められる
それだけだな
きっと、凄く野蛮で
救いのない考え方だよね
でも、今でも
多分、この瞬間にでも
戦争とは、言わず
強者の弱者に対する虐待は
果てしなく続いていて
弱者が、ただ虐げられる
そんな悲惨な構図は
決して、止むことなどない
人種、民族、宗教、文化
綺麗事の政治信条の果てにも
きっと、同じことは起きる
あらゆる差異は
見せかけの、宥和と同調
でも、そのことと
表裏にある、対立と差別
そんな、葛藤を
延々と、繰り返しながらも
でも、やっぱり
勝者と、敗者を
はっきりと分つ
征服と支配の
その非道な構図が
その無慈悲な平和が
成り立つまで
繰り返され続ける
いや、違うな
無慈悲な平和など
怒り、憎しみ、恨みに
やがて、突き崩されて
お互いの血は
また、繰り返し
流され続けるんだ
そのことは、止まない
きっと、あらゆるいのちが
尽き果てるまでは
ひとなんて、きっと
そんなもの
おまえは
そう思っているよね
狂ったサルだと…
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