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日記、日々の想い 

美術館で、車椅子❗️

 手術の翌年、昨年の正月後半ですね。U野の西洋美術館へ、行ったんですよ。とにかく、膝の耐え難い痛みは、無くなっていました。ただ、昔の大怪我の後遺症らしい、下腿の痺れが、出てきていました。でも、もう、あんまり手術とかしたくないんです。病院との縁は、切れていませんから。もう少し、耐え難い状況になったら、先生に、相談すれば良いと思っていました。今は、とにかく、少しずつでも、歩けるようになろうと、考えました。
 何とか、脚を鍛えて、より歩けるようになりたい、と。その前年の晩秋頃から、妻と、お出掛けを始めていました。ただ、なかなか、長く歩けるようになりませんでした。妻の付き添いで、途中、何度も、立ち止まったりして、あちこち、壁や柱に寄っ掛かったりと、なってしまいます。あんまり妻の足手纏いになりたくないな、と。年末年始は、近場の買い物以外は、諦めていました。
 その代わり、春になったら出掛けようと思っていたのです。ただ、晩秋から、新春迄の、西洋美術館の企画展に、どうしても、行きたくなってしまいました。西洋美術館なら、U野駅からも近く、脚の負担も少ない。何とか、なるのでは、と考えたのです。
 妻は、小学校入学時から、油絵を、ブロの画家さんに、個人レッスンで学んでいました。全国学生絵画展などの入選経験もあります。ですから、とにかく、絵を、描くのも、見るのも好きなんです。自分は、手先が不器用で、絵はまったく駄目でした。ただ、父親は、若い頃には、プロの画家になりたかった人で、立派な美術全集なども、持っていました。ですから、自分も、絵画には、父の美術全集を通してに過ぎませんが、鑑賞することには、強い興味を持つようになっていました。
 知り合った当初から、美術的な興味を話したりはしていました。そして、子育ても一段落して、親たちを見送った時期になりました。話題の企画展を中心に、二人で出掛けるようになっていきました。更に、自分が、芝居道楽の、人生迷走から、また、定職について。経済的に落ち着くと、相当な頻度で、企画展巡りを、するようになっていました。
 ところが、自分の膝関節症の悪化です。都内の企画展巡りの帰り、地元に戻ってからですが、歩けなくなり、倒れこんでしまう事が、起きました。取り敢えず、企画展巡りは、自重になってしまいました。そこから、二回の入院手術に、なってしまいました。
 それで、とにかく、膝の手術も終わって。何とか、近場の催しには、やっとですが、行けました。だから、まだ、一年で一番寒い、悪い脚にも負担が掛かるだろう事は、分かっていましたが。我慢出来ませんでした。妻も、不安そうでしたが、とにかく、行ってみようと言う話になりました。
 もちろん、杖は、持って行きました。でも、何か、使い方下手なんですよね。本当には、運動神経が、悪いとは思ってないんですけど。かなり、自意識過剰ですから。過剰意識の蟻地獄に嵌って、たいてい余計に出来なくなってしまうんです。
 だから、道すがら、杖は、使ってるような、ないような。役に立ってないような、立ってないような。あれっ❓まあ、そう言う事で、クルマは、駅前の時間貸し駐車場に。駅のホーム迄、徒歩3分。それでも、痺れが、出てきますね。直通電車で、U野迄は、良いんですが。
 西洋美術館なんて、駅前の何てことない場所なんですが。それでも、自分の乗ってきたJ盤線は、駅舎を横断して、改札と、一番遠い。道路を、渡って、美術館迄、少しは歩きます。美術館の園庭も、歩きます。もう、どんどん、脚が痺れて来ます。こうなって来ると、階下の展示室への階段を、降りるだけで、脚にダメージが来ます。だから、エレベーターを、利用します。ああ、とことん、情けないですね。
 展示室に入る前に、展覧会の案内映像が見れる休憩室で、一休み。妻は、付き合ってくれてますが。完全な、足手まといになってしまってますね。まあ、痺れが一段落ついたかな、と言うところで。さあ、行こうとなったのですが。挨拶文の掲示された入り口から、最初の展示室。もう、頼りない杖に、それでも、何とか、縋って。でも、ぐらぐら。痺れた脚が、言う事を、聞きません。ただ、何とか、一歩、一歩。
 ああ、何処にも、椅子ないなあ。どうしよう。早く先に進んで、何とか、椅子に。次の展示室の真ん中に迄、歩を進めましたが。ああもう、ダメです。杖で、身体を支えるのが、難しい。脚は、痺れたまんま。どたんっ❗️結構な人混みの、ど真ん中でした‼️ああ〜あっ…
 展示室の人混みのど真ん中。展示品に、倒れ込まなかっただけで、良かった。その場に、派手に倒れ込みました。恥ずかしいと、思う余裕もない。驚く、周囲の人々。少し離れていた妻と、係員さんが、気付いて、駆け寄ってくれました。
 二人に、両側から、助け起こされました。取り敢えず、係員さんの椅子に、腰掛けさせて貰いました。係員さんが、裏のエレベーターに、案内してくれます。上階へ。脚が、悪いだけだと言う事情を、説明しました。案内所に、車椅子があり、脚の悪い人には、貸し出してくれるそうです。良かった❗️では、なくて。本当に、情けない💢人生、終わった気分です。
 と、言う事で。案内所で、車椅子を、お借りしました。係員さんが、また、案内してくれます。多分、トランシーバーを使って、連絡してくれます。見学を、継続させて貰ったのですが。次から次へと、係員さんが、現れます。裏の近道を案内してくれます。あっと言う間に、ざっとですが、見学出来ました。まあ、自分は、多分、妻も。半ば、うわの空だったと思います。何を、見たか、あんまり覚えていません。
 図録だけは、買って。帰路に着いたんですが。また、U野駅のコンコースで。また、ぐらぐら。支え切れません❗️。どたんっ‼️妻だけではなくて、近くを通った男性の方も、気づいてくれて、また、両側から、助け起こされました。「大丈夫ですか⁉️」「あっ、いや…大丈夫です。有難う御座いました。」日頃、自分ひとりで、生きてりるつもりで、調子乗ってますが。
 ああ、情けない❗️ひとは、やっぱり、一人では、生きられませんね。そのあとは、何とか、そろそろと、休み、休み、家に帰りつきました。正直、もう、妻にも、迷惑は、掛けられないな。もちろん、周囲にも。もう、こんな、お出掛けは、最後だと、覚悟しなきゃいけない。そう、自覚させられた日になって、しまいました。
       to be continued

 一応、晴れてます。でも、雲も多いですね。風も強いし。台風から変わった低気圧の影響も、まだ受けているのでしょうか。今朝の当地、空港観測値の最低気温は、23.6℃でした。熱帯夜には、なりませんでしたが、今年一番の蒸し暑い夜でした。午前中に、既に、30℃を超えました。今日も、暑い日になりました。ただ、はっきりしない天気で、ひと雨ある可能性も、あるようですね。

 五輪は、怒っていて、見ませんので💢でも、ちょっと、チラ見…(のつもりで、ガン見してます…)御免なさい。意志薄弱と言うより、意志が、ありませんので…





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