見出し画像

日記、日々の想い 

眠れなかった夜と、その朝に

夜寝る時には
いつも、ぐっすり
眠っていた
夢など、見ない
或いは、覚えてないのか
でも、限りなく
きっと、深い眠りだ
ただ、たまに
嫌な予感がして
魅入られたみたいに
ふと、どうしても
寝つかない
そんな夜は、あった
そして、そんな時は
浅く眠ることさえ、出来ない
夢うつつみたいな
そんな、感じじゃないんだ
とことん、目が冴えて
もちろん、しっかり
その目は、瞑るけど
真っ暗な、意識空間では
その目は、見開かれたままで
ちっとも、眠りにつかない
寝返って、寝返っても
さっぱり、眠りの
手掛かりさえ、掴めない
また、寝返るけど
どうにもならない
気持ちが、どんどん
追い込まれるばかりで
逃げ道も、見つからず
疲れ切っていく、意識
もっと、苛まれて
意識が、疲弊し切れたら
なんとか、眠りに
つけるんだろうか
いや、無理だな
疲れた意識
その闇に、彷徨う
虚ろな、意識の目は
疲れたら、疲れるほど
重苦しい、嫌な頭痛に
すっかり、取り憑かれて
ますます、冴えて
冴え切っていくんだ
眠りにつけない
濁った意識の闇は
ただ、病んだように
どんよりと、鈍く
消し切れないままの
微かな明るみを滲ませ
弱々しく、喘ぎながら
ただ、佇み続けていた
それだけだった
ただ、それだけ
もう、疲れたよ…
ふと、目を覚ます
すっかり、意識がなかった
いつもの、自分の
あの夢のない
深い、眠りだったな
でも、激しい頭痛だ
とにかく、重だるい
なんだよ
なんなんだよ
たった、一時間かよ
でも、会社だな
この重だるい頭を
そして、身体を
とにかく、必死で
働かせなきゃいけない
もう、日は高い
そんな通勤の朝で
ふわふわとしたまま
ただ、人並みに押された
眠りのない長い夜
苛まれた果てに
短い眠りに
夢もなく、飲み込まれた
そして、白日の悪夢を
まるで、無為に
漂っていたんだ
そんな日も、あった…






名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日々のうた」カテゴリーもっと見る