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日記、日々の想い 

最期が、気にならない

最期と書く
最期だから、最期
高齢者なんだから
余程、近い
そんな事を書く
ただ、どうしてだろう
まったく、気にならない
最期と書いて
その最期を
深掘り好きなおまえなのに
1ミリも掘らない
不思議だ
どうでもいい
そんな感じだ
悟ったとも、言えるか
いや、悟るほど
掘ってはいない
どうでもいい
ただ、どうでもいい
どうしてだろう、と
書いてみたけど
ただ、それだけ
何とも、思わない
いや、定義付けは良い
身体の弱かった
あの幼い頃に
氷枕やら氷嚢やら
高熱にうなされながら
いつも、いつも
おまえが、消える恐怖
それに苛まれていた
何度寝返りを打っても
苛まれたまま
寝付けないまま
そんなだったのにね
いつの頃からか
消える事を
何とも思わなくなった
まったく、思わなくなった
ふと、ひとつだけ
思い浮かんだから
書いてみる
おまえには
死後の世界がない
だから、考え無くなった
そんな事だろうか
ただ、分からないけど
子どもの頃、苛まれた恐怖
消えているのは
とにかく、楽だね…

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