ところが、東京は、新たな検証では、英国種とは違う特性を持つ由来不明の変異種が、感染の大きな割合を、占めているらしい。この変異種は、英国種と比べ、感染力が弱い代わりに、ワクチンの効果が、低くなる可能性があるらしい。
これらとは別に、現在既に確認されている南ア種と、ブラジル種は、先に書いた二種のウイルスの遺伝子変異を、両方持っていて、流行りやすく、ワクチンも効きにくい可能性があるらしい。要は、現在の大阪と東京で流行っているそれぞれの変異種より、厄介だと言うことになる。
まあ、うんざりな話だが、専門家の先生は、ウイルスは、どのウイルスも、頻繁に変異するものだと仰る。それは、そうなんだろうが、かつての感染症で、その変異に、こんなに振り回されたウイルスが、あったんだろうかと言う疑問が、どうしても、素人には、拭えない。やっぱり、ちょっと、物凄く厄介なウイルスなんじゃないのかと、思ってしまう。まあ、それだけ、ウイルス解析技術が進んできて、かえって、分かり過ぎて、振り回されている側面もありそうな気もするが。
自分は、最近、勝手に、徹底自粛しているから、世の中の人は、それぞれ勝手にすれば良いとか、無駄な補償金、公費で払わないでねとか、投げ遣りな考え方も、してしまう。しかし、確かに、現役の方で、真面目に自粛している人でも、職種的に、感染から、逃げ辛い人もいるだろう。だから、あまり無責任な事は、思ってはいけないと、自省もする。
しかし、何より、困ったことが、専門家の大先生の皆さんも、去年の今頃と比べて、言うことが、まったく変わっている場合が、多いのでは、と言うこと。楽観論者の人たちからは、ここまで、感染状況が、拗れるようなことを、聞いたことがなかった。収束、終息までの過程を、自信満々に、語っていた。しかし、ワクチンは、効果はありそうだが、未だ終息の時期が、見通せていないように思う。
一方の悲観論者の方は、コロナの女王とまで言われたあの先生は、確かに、危ない冬の流行迄は、予測していた。ところが、現在の変異種による最悪の感染拡大については、英国で、変異種の感染爆発が起こる迄は、予測出来たとは、言えない。ある時点で、変異種の危険性は、指摘していたようにも、思うが。
結局、専門家も、実証例に基づく学問的理解で、このウイルスについて、十分には、把握し切れていないようにも思える。そこが、不気味だな、と思ってしまう。とにかく、専門家の意見ですら、信用し過ぎないようにして、自分なりに自粛するしかないのか、と思っている。まあ、罹って結構怖そうだが、ステージ4のガンとは、違う。今のところ、高齢者でも、必ず死ぬ訳じゃないし、重症化しない場合も多いようだ。恐れ過ぎないことは、間違いなく必要だな、とも思っている。