朝、目覚めたひとりだ凄く、ひとりだ犬の、遠い泣き声盛んに、吠えたてている誰か、散歩してるのかなまだ、この住宅には犬が、いるんだ……でも、うちには犬が、いないひとりだ静かだこんな風に、目覚めたけどきっと、いつか目覚めて、いないんだろうな子どもの頃にも、こんな風に考えることが、あって怖かった天井殺風景今は、怖くない何となく、思うだけひとりだ朝遠く、電車通過音、かき消すバイク爆音…