どんよりと、曇っています。咲き残っている花も、なんだか、ちょっと、くすんで見えますね。夕方には、雨もあるようです。ただ、気温は、まあまあ、暖かい。空港観測の最低気温は、１２．８℃。当地は、早い時間に、２０℃も超えたようです。今日は、風も弱く、まあ、過ごし易い。そう言えば、２４節季の立夏も、過ぎています。年金生活者は、緩々と過ごしていますが、時は、止まることがない。季節の進みも、確実なようです。
自分は、クラクションを鳴らすのが、苦手です。中年になって、妻任せだったクルマの運転免許を、やっと、取りました。随分と、沢山教習時間を、掛けて。教官から、以前に、クルマで、恐怖体験でもしたんですか、と心配される程、臆病な受講態度だったみたいです。
本音では、運動神経は、まあまあ、良い方だと思っています。でも、警戒心の強い、内心の御し難い臆病で、馴れない事には、すくんでしまう自分がいます。結果、覚えるのに、時間が掛かかってしまいます。県大会を勝ち抜ける運動神経があって、身体を動かすことには、自然体で、直ぐに取り組める妻。その血を引いた息子たち。なんか、自分の築いたつもりの家族、家庭で、いつも、取り残されている気がしてしまいます。
でも、馴れると、全然、他人に負けない自信はあります。馴れたクルマの運転は、まあまあだと思っています。でも、どうも、クラクションが、鳴らせない。自分の臆病が、邪魔をします。何か、喧嘩売ってるみたいだよな、と。もう、一応、３０年も、運転しています。家族を乗せての遠距離ドライブもしたし、都内や首都高、都市圏の渋滞路など、それなり難しい道も、結構、走りました。田舎ですが、クルマ通勤もしました。
ただ、殆ど、クラクションを、鳴らした記憶が、ありません。鳴らさなければならないと言う危ない場面でも、怯んでしまう。必死で、鳴らさず、回避してきました。正直、我が物顔に、クラクションを鳴らしまくる輩には、本当に腹が立ちます。
でも、道の譲り合いで、プッと、クラクションのお礼をしてくれたりするのは、嬉しい。出来ない自分は、ちょっと羨ましいですね。クルマの中で、手を挙げてお礼をしても、見え辛そうです。
でも、公的には、クラクションの挨拶は、間違いのようです。クラクションは、あくまでも警報器であって、挨拶の道具ではないと言うことらしいです。だから、手を挙げたりとか、そんな挨拶で、良いんだそうです。
まあ、無事故では、なかったんですけどね。たいした事故には、あっていません。もう、そろそろ、免許返納を考え始めなければならない年齢です。でも、田舎は、クルマがないと、脚が弱った高齢者には、とにかく、キツい。臆病を活かして、でも竦み過ぎずで、まわりに迷惑を掛けないように、運転は、しばらく続けるつもりです。
