家の転居で
新しい環境には
全然、馴染めなくて
たいがいな、人見知り
そうだったんだけど
家に帰ると
近所のおばさんとか
お姉さんとか
声を掛けてくれることが
凄く、嬉しくて
学校から帰ると
道端で、待ち構えて
おばさんや、お姉さんに
愛想を、振り撒く
変な子どもだった
だから、近所では
人懐っこい子どもだって
そんなことに
なってたんだよな
何か、不思議だ
きっと、自分は
末っ子だったから
おとなや、年上に
媚びを売ることばかり
そんなことばかり
小狡く覚えてしまって
同級生と、対等に
しっかり、向き合って
付き合うことが
ちゃんと、出来なかった
そんな子どもだった
そうなのかも知れない
でも、そんな自分は
他人に、支えられたり
他人を、利用したりは
ちゃっかり、出来る子ども
そんなだった
きっと、そうで
いざ、他人を
支えたりとか
助けたりするとなると
何にも、出来ない
そんな子ども
きっと、そうだった
そうだったんだよ
だから、きっと
みんなで、自然に
支え合ったり
助けあったり
することが
まるで、出来ない
そんな子どもだった
そうだった
そうなのだろう…
