思春期の初め頃は
灯りをつけて寝た
闇が怖かったから
やがて、それは大丈夫
でも、明るいところ
いつも、いつも明るいところ
夜は、室内照明の下
ただ、凄く暗くても
星空も好きだった
暗闇は深いけど
点々とお星様
星の光を求めた
星は、太陽なんだと言う
でも、遠いから
闇に沈んでいる
でも、輝いている
おまえに届く、光
その光は、いのちみたい
間違いなく、暖かい
凍った光でも
暖かくて、明るい
でも、月夜の晩は
もっと明るい
太陽の光の反射
でも、凄く明るい
闇は、浮き上がる
明るい月夜
満月の月夜
明るくて、好きだった
世界が、ぼんやりと
でも、明るむ
いや、もちろんお日様
いちばん、好きだった
光は、満ち溢れる
燦々と降り注ぐ光
眩しくて、見上げらないけど
光は、全てを支配
そんな時だ
その明るさを
もっと見たくなる
大好きな明るみ
満ち満ちている光
その源
手のひらをかざして
目を細めて
ただ、見つめる
いや、眩んだ…
ふと、気づく
光の向こう
果てしない闇…