まだ、早春だから
随分と、寒い
でも、人影が少ないから
おまえには、気楽で良いよね
県立公園の入り口迄は
自宅から、1.5kmはない
歩いて、15分位で行ける
もちろん、行ったことは
結構、あった
県立公園、独自の行事
町の行事も、開催される
この成長しなくなった
首都圏辺境の町の
唯一、最大の観光資源だ
この県立公園は
広大な古墳群を
整備して、造られた
古墳群の保存と整備
まあ、郷土の歴史遺産を
守って、後世に伝える
そんな取り組みだよね
その上で、一般に
歴史史跡として、公開する
その為の公園だ
この地域には
里山丘陵と、湖沼地帯
古代人にとっては
米作りに、適していたし
木の実と、川魚もある
豊かな食糧に、恵まれていて
しかも、地盤のしっかりした
丘陵地帯の高台は
地震や、水害など
天災からも、守ってくれる
絶好の居住地になった
きっと、それで
大きな集落が、出来た
そして、そこから
この古墳群の主となる
有力な豪族が
生まれたのだろう
ただ、古代には
まだ、僻地に過ぎなかった
この東国の地は
やっぱり、西日本よりは
よほど、遅れていて
この古墳群も
ずっと、時代を下る
律令制に移行して行く
そんな時代の古墳群だ
氏姓制度の造(みやつこ)の
一族の古墳群だと言う
造(みやつこ)は
そんなに高い地位ではないけど
百数十基の古墳群の主
かなりの経済力は
あったようだ
まず、公園を貫く
中央の舗装道路から
園域に、入った
この県立公園
来ていたと言っても
クルマで、来て
駐車場に入れていた
駐車場は、何か所もあるけど
園内探索は
駐車場が、出発点になる
しかも、イベントの時ばかり
公園の隅々などは
よく分からない
おまけに、公園は
中身は、別れていて
古墳公園に、足して
昔の街、むらを
再現している地区も
整備中だった
そっちは、どんどん
新しくなっている
そこまで、行くと
かなり、遠いから
最初は、無理せず
近場の古墳群を、隈なく
歩いてみることにした
いつも、クルマで
通り過ぎていた
そんなエリアだった
あの長距離選手たちが
疾走していた
あの林間の道へと
踏み込んで行く
公園に入ってすぐ
分け入って行く
そんな道の
入り口が、あった
まったく、知らない
この広大な公園の
里山丘陵の奥深くへと
山道は、辿って行く…
to be continued