決めつけじゃないけど
警備員の仕事を
中心に、探してみよう
空港関連では、多いしね
物流倉庫とか、空港関連施設
通勤には、便利だし
アルバイト契約も
考えていたけど
なんだかね
社会保険など
確実に付けて貰う
その為には
正社員契約しかない
何しろ、社会保険を
半分でも、払って貰う
その事は、大きい
再就職の総収入は
中高年では、がた減りする
正社員でも、アルバイトでも
特別な資格か、特殊な技能か
そんなものが、なければ
新卒未経験者と
あんまり、変わらない
それで、しかも
求職は、ずっと少ない
不勉強の極みの自分には
資格も、技能も
特筆出来るものなどない
ただ、よくよく精査すると
正社員契約の方が
総収入でも、やはりましだ
あとは、業務委託と言う
中途半端な、契約もあるけど
これは、今時で言えば
フリーランスの一種かな
とにかく特定企業との
業務委託契約を、結ぶから
企業側は
「貴方は、自由だ」と言うけど
実際には、制約はある
FC契約と、同質とも言える
業務は、企業から
与えて貰うしかないから
企業側の都合に、従わなければ
委託業務の、依頼は来ない
仕事も、収入もなくなる
業務開始用の
初期費用も、あったりする
あこぎに、搾り取る
これも、FC契約と同じ
とにかく、社員ではないから
役に立たないとか、稼がないとか
言うことを、聞かないとか
そうなったとすれば
企業側は、知らん顔出来る
雇用を、していないから
解雇の必要はない
契約解除を、するまでもなく
実質、切り捨てられる
それが、実態だろう
不要な社員、余剰社員を
抱え込まない為の
企業側の、狡猾な
企業防衛策と、言ったところだ
とにかく、委託契約は
十分に、従属的
非道で、過酷な関係
それだけは、分かっていた
資格も、技能も
とことん足りない
おまえには、まったく向かない
それは、前回の職探しで
しっかり、情報収集済みだ
一顧する、価値さえない
そうなると、とにかく
正社員、一択だな
そう、考え始めていた
まあ、やっぱり
長年の上場企業での
会社員生活
あれこれうんざりも
あるには、あったけど
そのありがたみも
つくづく、分かっていた
おまえのように
職能だけではない
やる気も足りない人間には
社会的に認知された企業に
身分を、保証されること
そのありがたみは
結構、計り知れない
まあ、そんな人間が
芸能界の端っこを
齧ってみようとか
考えている時点で
とことん、最初から
間違ってるんだけどね
そのことを、分かった上での
この跳べないおまえの
ぎりぎりの冒険だった
および腰は、分かってるけど
とにかく、その線で
職探しを、始めた
そうなると、やっぱり
簡単じゃない
必死に、なるしかない
後には、引けない
今、決めないと
結局、仕事がない
そう、思えてきた
そんなことしてたら
今迄に、ちまちま築いてきた
この、最低限の生活基盤
いや、生活そのものを
すべて、失うことになる
常識を、外し始めた
自分だけど
そのことの、恐怖には
纏わり付かれていた
何とか、2社は
面接となった
両方、警備員の仕事だ
1社は、隣街の空港関連
物流倉庫だ
もうひとつは、都心
嫌だけど、仕方ない
某社の本社ビルだ
両方、正社員だけど
都心の方が、給料は良い
そして、面接
履歴書に、書いておいた
後で、揉めるのは嫌だ
はっきりと
「芸能活動と、両立したい」と
「シフト勤務の
配慮を、お願いしたい」と
小狡い駆け引きは
なしに、しようと
敢えて、はっきりと
早く、就職を決めよう
そんな焦りと、裏腹
とにかく、両立を目指す
経済的余裕ぎりぎり迄
ダメなら、また
仕切り直せば、良い
そう、思っていた
でも、正社員ともなれば
誰でも、なれそうと
見下していた
警備員の仕事でも
そうは、いかなかった
いい歳を、して
おまえは、相変わらず
ただ、甘かった…
to be continued
警備員の仕事を
中心に、探してみよう
空港関連では、多いしね
物流倉庫とか、空港関連施設
通勤には、便利だし
アルバイト契約も
考えていたけど
なんだかね
社会保険など
確実に付けて貰う
その為には
正社員契約しかない
何しろ、社会保険を
半分でも、払って貰う
その事は、大きい
再就職の総収入は
中高年では、がた減りする
正社員でも、アルバイトでも
特別な資格か、特殊な技能か
そんなものが、なければ
新卒未経験者と
あんまり、変わらない
それで、しかも
求職は、ずっと少ない
不勉強の極みの自分には
資格も、技能も
特筆出来るものなどない
ただ、よくよく精査すると
正社員契約の方が
総収入でも、やはりましだ
あとは、業務委託と言う
中途半端な、契約もあるけど
これは、今時で言えば
フリーランスの一種かな
とにかく特定企業との
業務委託契約を、結ぶから
企業側は
「貴方は、自由だ」と言うけど
実際には、制約はある
FC契約と、同質とも言える
業務は、企業から
与えて貰うしかないから
企業側の都合に、従わなければ
委託業務の、依頼は来ない
仕事も、収入もなくなる
業務開始用の
初期費用も、あったりする
あこぎに、搾り取る
これも、FC契約と同じ
とにかく、社員ではないから
役に立たないとか、稼がないとか
言うことを、聞かないとか
そうなったとすれば
企業側は、知らん顔出来る
雇用を、していないから
解雇の必要はない
契約解除を、するまでもなく
実質、切り捨てられる
それが、実態だろう
不要な社員、余剰社員を
抱え込まない為の
企業側の、狡猾な
企業防衛策と、言ったところだ
とにかく、委託契約は
十分に、従属的
非道で、過酷な関係
それだけは、分かっていた
資格も、技能も
とことん足りない
おまえには、まったく向かない
それは、前回の職探しで
しっかり、情報収集済みだ
一顧する、価値さえない
そうなると、とにかく
正社員、一択だな
そう、考え始めていた
まあ、やっぱり
長年の上場企業での
会社員生活
あれこれうんざりも
あるには、あったけど
そのありがたみも
つくづく、分かっていた
おまえのように
職能だけではない
やる気も足りない人間には
社会的に認知された企業に
身分を、保証されること
そのありがたみは
結構、計り知れない
まあ、そんな人間が
芸能界の端っこを
齧ってみようとか
考えている時点で
とことん、最初から
間違ってるんだけどね
そのことを、分かった上での
この跳べないおまえの
ぎりぎりの冒険だった
および腰は、分かってるけど
とにかく、その線で
職探しを、始めた
そうなると、やっぱり
簡単じゃない
必死に、なるしかない
後には、引けない
今、決めないと
結局、仕事がない
そう、思えてきた
そんなことしてたら
今迄に、ちまちま築いてきた
この、最低限の生活基盤
いや、生活そのものを
すべて、失うことになる
常識を、外し始めた
自分だけど
そのことの、恐怖には
纏わり付かれていた
何とか、2社は
面接となった
両方、警備員の仕事だ
1社は、隣街の空港関連
物流倉庫だ
もうひとつは、都心
嫌だけど、仕方ない
某社の本社ビルだ
両方、正社員だけど
都心の方が、給料は良い
そして、面接
履歴書に、書いておいた
後で、揉めるのは嫌だ
はっきりと
「芸能活動と、両立したい」と
「シフト勤務の
配慮を、お願いしたい」と
小狡い駆け引きは
なしに、しようと
敢えて、はっきりと
早く、就職を決めよう
そんな焦りと、裏腹
とにかく、両立を目指す
経済的余裕ぎりぎり迄
ダメなら、また
仕切り直せば、良い
そう、思っていた
でも、正社員ともなれば
誰でも、なれそうと
見下していた
警備員の仕事でも
そうは、いかなかった
いい歳を、して
おまえは、相変わらず
ただ、甘かった…
to be continued