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日記、日々の想い 

彼は、多重人格❓

しばらくして
上司から
電話が、掛かってきた
例の件についての、報告だ
相手の会社に、連絡してくれた
先方は、直ぐに
あの危ない運転手を
呼び戻すと言う
なる程、でも
あの人格破綻者だ
大人しく帰るかな
また、このプレハブ事務所に
押し掛けて来たら
即座に、警察だな、と
思っていた
すると、もちろん
当方に、申し出はないけど
いや、こっちもいらないけど
あの人格破綻者のクルマは
駐車場を、出て行った
取り敢えずは、ひと段落
でも、あの人格破綻者だ
また、押し寄せて来ないとも
限らないからね
落ち着かない昼食を摂って
昼下がりの頃だ
また、上司から電話
先方から、連絡があったと言う
呼び戻して、即座に
就業規則違反事実を
説明して
解雇を、通告したと言う
同じ会社の運転手が
所用で、会社に戻っていて
駐車場に、戻ってきた
そして、プレハブの事務所に
訪ねてきた
もう、長い付き合いの
気のおけない運転手だ
あいつ、なんか
あったのか、聞かれた
自分は、ただの被害者
誰からも
謝罪も受けていない
忖度はない
包み隠さず
今日起きたことを
こと細かに話した
呆れていたけど
あいつなら、あるかも、と
納得だった
彼は、会社では
管理職に、呼ばれて
面談した後に
黙って、私物を
片付けていたと言う
もう、危ないから
一切、業務をさせずに
その場で、出勤停止
解雇となったのだろう
「あれっ❓クビに
 しちゃったの⁉️
 あんなのに、恨まれたら
 しつこいぞ(笑)」
と、からかって下さる
来れるもんなら、来てみろ❗️
指一本でも、ひとに
触れてみろ‼️
直ぐ、110番だ👍
とは、思ったけど
な〜んっか、気になる
確かに、普通
あんな奴に、恨まれたら
気持ち悪いよね
すると、その日の夕方
電話が、一本
嫌〜なっ予感
出てみる
なんか、低い、こもった声だ
あいつか❓
よく、分からない
「○○さん、いらっしゃいますか」
これは、同僚の
いちばんの古株の名前だ
今日は、彼は、休みだ
ただ、はっと、気づいた
名乗らないけど
間違いなく、あいつだな
彼には、根本的な勘違いがある
「今日は、休みで
 出勤、しておりませんが」
電話の向こうで
絶句している
まったく、笑える
そこで、自分の頭で
さっと、整理出来たのが
彼の、間違った思い込みの
筋書きだった
○○は、既に高齢者
そして、いちばんの古株
それだけの人
仕事は、出来ない
後輩の同僚たちにも
管理する運転手たちにも
はっきり言って
舐められている
自分とは、関わりが古くて
仕事では、随分と
足手纏い
迷惑を、掛けられた
自分が、新入社員の頃は
年齢も、10歳以上も上で
多少の遠慮も、あったけど
暫くして
あまりに、いい加減で、無責任
なので、先輩とは言え
怒鳴りつけることも、度々
あれっ❓
意外と、自分って
モラハラおとこ⁉️
いやいやいや
とんでも、ありません❗️
完全無欠の、モラハラおとこ‼️
あれっ❓…
す、すみません💦実は…
まあ、とにかく
自分が、虐待する…
いやいや、そこは
勘弁して下さい
鍛えて差し上げている
その大先輩様は
みんなに、ぺろぺろされていて
その危ない運転手にも
自分以上に
優しく接していた筈
○○は、組みしやすい
その印象と
同僚間で、威張っている
もちろん、そんなつもりは
まったく、無いんですが
他人から、見ると
あったりして💦
その自分と、○○とを
彼自身の印象と
運転手間の噂話で
混同していた
名前も、勘違いする位に
いや、存在を
混同していたのかも知れない
それで、彼は
あいつには、言い易い
あいつに、怒鳴り込めば
あいつは、きっと
クルマを、叩いてきた
あの腹の立つ野郎
自分の同僚に
責任を、問うはず
そうだ、仕返し出来る
そう、考えたのだろうか
まあ、よく分からない
狂気の理屈だから
でも、そんなところだろうか
ただ、その電話は
不思議な、電話だった
「**は、貴方に
 そんな風に、暴言を
 言ったのですか❓」
と、仰るのです
えっ❓あんた、**じゃ無いの⁉️
いやいや、そんな筈は…
でも、これ、彼の上司とか❓
いや、そんな雰囲気じゃない
この落ち込んだ口調
会社で、厳しく、叱責されて
即座に、解雇された
彼に、相応しい口調だ
で、本当にあれだけ
数時間にも、わたって
繰り返した、脅迫行為
後ろから、刺すぞとまで
脅した事実
それを、覚えてないの❓
まさかね
或いは、覚えてないふりを
しているのかな
狂気を、装って
いや、狂気が
明白に犯した行為を
覚えていないものとして
都合良く、記憶から
すべてを、消している❓
いや、そうでもないかも
例えば、多重人格みたいな
そうなのかも知れない
そう言えば、彼の問題行動は
聞いた話では
みんな、こんな感じだった
人が、変わったようだった、と
自分の結論は
とにかく、彼は
容易ではない、人格障害
或いは、異常人格を
抱えているのだろう、と
もちろん、だからと言って
彼に、同情などは出来ない
自分は、医者ではないし
親族でも、友人でもない
日々、自分や家族に
精一杯な、ただの庶民だ
正直、彼のような狂人に
関わっているほど
自分は、暇じゃない
あんたが、彼を
クビにしたんだよね
みんなから、からかい混じりに
言われたりもしたけど
自分は、彼の行状を
然るべく、上司に
報告しただけだった
そして、もちろん
彼は、その後
二度と、あの職場にも
自分にも
関わることは、なかったから
彼が、どんな
精神疾患を、抱えていたのか
自分は、知る由もない
             fin
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