二軒目なんです
調整池
よく、大規模分譲にはある
この住宅街にもある
そして、この池では
うぉ〜うぉ〜うぉ〜
さすがに、耳につく
うしがえる
いわゆる食用がえる
戦前から、輸入されて
いついちゃってるけど
特定外来生物みたいだね
でも、食用で輸入されて
とっくに、大繁殖だから
今更、どうにもならないよね
この調整池は
元々の自然な池を、改修して
調整池にしたらしい
住宅地の下の
田んぼの真ん中
用水路にも、繋がる
そこから、入り込んだ
のかも知れないな
昔の池の時代から
いたのかも知れない
何しろ、外来生物と言っても
入ってきて、一世紀以上
だいたい、食用で輸入されて
首都圏ど田舎辺境の当地
湖沼地帯でもある
実験的な食用水性生物とか
いかにも、真っ先に
放されそうだよね
同じように、南関東でも
生まれ故郷では
あんまり、うしがえるとか
見た事なかった
がまが、結構いた
かえるの王者❓
それが、ここでは
うぉ〜うぉ〜うぉ〜
うしがえると、がまでは
うしがえるの方が巨大
太刀打ち出来ないらしい
他のかえるたち、みんなね
それで、うお〜うお〜うお〜
正直、耳につくけど
自分は、大丈夫
寝付けるし、起こされない
ただ、物凄い数
特に、調整池沿いの家は
たまったもんじゃないらしい
自治会で、たびたび町に陳情
何度も、駆除は行われたけど
ボートを入れて取るだけ
だから、取りきれない
その年は、良くても
直ぐ大復活する
そして、去年も今年も
うぉ〜うぉ〜うぉ〜
でも、考えてみれば
うしがえるも
好んで、この国に
来た訳でもない
誰かが、遊び半分て
連れて来た訳でもない
公的な承認があって
食用として、連れて来られた
うしがえるにしてみたら
今更だ
いらないと言われてもねえ
だろうな
確かに、在来種のかえるを
みんな、駆逐しちゃう
この国の生態系を変える
その位の繁殖力
それは、恐ろしくもある
でも、大雨があって
調整池大増水
その後には
雨水管に迷い込んだか
子がえるたちが
雨水枡から
這い出して来る時もある
ただ、たまたまその日は
打って変わって
真夏のかんかん照りだった
子がえるは
這い出した雨水枡の上
灼熱のコンクリートに
灼かれてしまったらしい
干からびた子がえる
小さいいのちの無惨
無惨…
