たこたこブログ

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『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』を読んで。

2013年04月26日 12時12分07秒 | 小説

『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』(角川文庫)
万城目 学/著

 

(5点満点。★は加点式なので0点でも普通です。)

よみやすさ:★★★★☆ やわらかい文章で読みやすい。

どきどき :☆☆☆☆☆ どきどきというより、ヒヤヒヤした!

なごみ  :★★★★☆ 子どもの発想や、猫の世界などに、ほんわかしました。

なつかしさ:★★★★★ かのこちゃんの行動に、こんなだった!と自分を重ねてしまいました。

感動   :★★★★☆ 別れのシーンが悲しいけれど、その中にある信頼に感動。

満足度  :★★★☆☆ とてもあったかな気持ちになれました!

 

角川文庫のランキングで、上位に入っていたので、買ってみたのですが、
とても優しい感じの内容で、心が洗われました(^_^)

子どもたちの難しい言葉勝負や、「でんきががり」、
夏休みの宿題をギリギリまでやらないかのこちゃん、
「~ござる」言葉に、自由研究。

そうそう!小学一年生の頃ってこんな感じだった!
なんかどうでもいい事に意地になったり、負けたくなかったり、残念がったり!
という具合に、昔の自分を思い出しながら読んで、とても懐かしかったです。

そして、その日常の中にヒュッっと入ってくる、
猫の世界。

マドレーヌ夫人、玄三郎、和三盆、ミケランジェロ等々…。
そして、猫股騒動!

日常なごみとは別の、不思議な世界で、わくわくしました!

 

また、前後のつながりがすごかった!

1章~4章が、互いに物語の裏舞台だったりして、

ああー!これは、そのせいだったのかー!とか
ふふ、これは、さっきのやつのおかげだからだな。

とか思いながら読んでました。

そして結論を見せないラスト!

 

なごみ・感動・なつかしさ!
いろいろあって、面白かったです!



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