今年度からスタートした「子育ておうえんプロジェクト」
4/29(金・祝)の午後に、初めて実施しました。
今回は、「非常時にも役立つ離乳食&幼児食の試食会」でした。
会場となっているひろばも、子どもが怖がらない程度に少し暗くして・・・
敷設されている水道・電気・普段のガスを使わない講座としました。
非常時、とりわけ、突然の地震を想定して命を守る行動と、その直後から必要になるものを紹介。
情報、灯り、足もとの安全確保、インフラストップに備えた代替品・必需品。
私たちの生活を支えている道具類は、意外と電気制御のものが多いので、普段から現状把握が必要です。
助かったあとは、
しばらくは手持ちの非常時に備えておいた食品を食べることになりますが、恐らく、すぐに不足が出ますし、飽きるものと思います。
離乳食や幼児食でも必要となる、基本のごはんをどうやって食べられるようにするか、実習しながら試食をしてもらいました。
*今回、乳児さんはいませんでしたので、液体ミルクの試飲はしませんでした。
インフラがストップして、食事で必ず必要となるのが、カセットコンロとボンベと、安全・衛生管理です。
カセットコンロは一家に1台必要。用意してあるでしょうか。
ボンベも、最大の火力で使用すると1本で1時間10分程度しか持ちませんので、常に最低1ダースは備えたいところです。
冷凍ごはん(レンジ無しでおいしく食べられるようにする方法は知らない)、レトルト(ほとんどがおかゆ)、パックごはん(レンジ加熱しかしたことがない)、レスキューごはん(水や熱源無しでほかほかごはん、食べたことがない)、アルファ米(水でも戻せるが熱湯のほうがいい、食べたことがない)
などなど、
いろいろなごはんがあることを、お見せしながら、どういう方法でどのくらいの時間をかければ食べられるようになるのかを体験し、試食してもらいました。
同時並行で、高密度ポリ袋を使ったお湯で作る炊飯も。
お米は高密度ポリ袋に入れて、洗わずに浸水30分。
・通常の白米
・無洗米
2つを比較してみました。
味はほぼ同じ。とてもおいしく炊けました。
いつもお米はていねいに洗って炊いているけれど?
なぜこんなにおいしいの?と思います・・😓
ほかに、
水出しでおいしい出汁がひけること、野菜を蒸すことでいろいろな料理が作れることも理解してもらいました。
とりわけ、しっかり出汁のきいたお味噌汁が、どれだけ非常時にほっとできるか、実習をして食べていただきました。
ほかにも、缶に入ったロングライフのパンや、おやつ、栄養補助食品、飲み物なども試食・試飲。
私たちのひろばも、普段ほっとステイを実施していますので、非常時には保育の子どもを保護者にお返しするまでの備えは必須です。
災害が起きた時の手順や備品等について、点検、見直し、補充のいい機会になりました。
今回は当日までに、やむを得ずキャンセルの親子も多数。
せっかくの大型連休初日、大雨になってしまったこともあり、どうなるかなーーと思いましたが、試行錯誤の1回目、なんとか無事終了できました。
とても楽しく、おいしく、役に立ったという声も。
災害時を想定して、備えていても、実際に大きな地震等災害が起きてしまったら想定していないことだらけになります。
もちろん、私も。
それでも、自分たちなりの備えをしてきたことで、落ち着いて行動できる部分を増やせます。
これからも、こうした講座を定期的に実施していく予定です。