たまて箱

日々、色んな事があり過ぎて、笑いあり涙あり、色々書き留めていきたいと思います。

スピリチュアル息子の巻

2021-04-27 09:26:45 | 日記
gooブログの、皆様。 

おはよう御座います。

本当は昨日書こうかなって思ってたら、寝落ちパターンでした。

夜中にふと目が覚めて、この事を考えてたので、投稿します。
途中、ホラーとかでは無いですが血などエグい(?)表現が出ます。
苦手な方は、回れ右してください。

うちの子、時々ほんとーに時々。
スピリチュアルな事を言います。

3歳になった頃、お誕生日プレゼントとして、大井川鉄道のトーマスの汽車と富士急ハイランドのトーマスランドの旅行に連れて行った時のこと。

大井川鉄道って本当に深い山の中で、夕方くらいの時間帯に濃い霧で、暗く2時間くらい?山道をクネクネ曲がりながら、降りていたときに、急に。
「お兄ちゃんは?」
と言い出しました。

それから、どこに行くにも「お兄ちゃんは?」「お兄ちゃんの分」「お兄ちゃんも」と言うようになりました。

旅行から帰って来て、しばらくの間はずっと『お兄ちゃん』の存在があったような口ぶりでした。

何か悪い事が起きるような事も無かったので、興味本位で、お兄ちゃんの身長を聞いて見ると、私の腰辺りの大きさだといいます。

小学生くらいなのかな?と思い、もしかしたら、息子の楽しい雰囲気に付いて来ちゃったのかもねと、旦那とも話をして、もし一緒に遊びたいなら、私の子供に生まれ変わったら良いのにねと。

そんな話をしてから、段々と『お兄ちゃん』の事は言わなくなってきました。

それも、忘れはしないけど、記憶の端にやり始めた頃。
今年の2月末。

妊娠が発覚しました。
もしかしたら『お兄ちゃん』かなとも思いました。真相は分かりませんが(笑)

何となくな妊活をしていてましたが、おそらく排卵日は過ぎていたであろう日だったので、妊娠はしないと思ってただけに、ビックリしました。

病院行っても、やはり本来の数週より、1週間程遅い育ち方をしていると。
少し不安が残る状態でしたが、この妊娠を喜んでいました。

心拍確認をした後、職場に伝え、職場の人にも良かったね!とフォローは任せて!とありがたい言葉ももらい、出産に向けて、ちゃんと育てないとなと思っていた矢先でした。

10周目の出産予定日を決めるその日に。
心拍停止してるのが分かりました。
1週間ほど遅れているので、赤ちゃんとしては9周目の大きさでした。

そこで、初めて『9周目の壁』というものを知りました。

染色体異常により、臓器などが上手く作れず、流れてしまう事があるそうです。
こうなれば、もうどうしようもないそうです。
赤ちゃん本人の問題なので。

ここで、よくお母さんのせいじゃないよという慰めがあるのですが、分かってるんです。分かってても、心が追いつかないんです。
その翌日、もともとサプライズ報告しようと思い、実家に行く予定でしたが、まさか、こんな報告をする事になるとは思いませんでした。

母に大泣きしながら報告をし、慰めついでに姉も2人目の子ができる前に流れてる話を聞きました。
でも、その後、結構すぐに今の2人目の子が出来たから、大丈夫。きっと戻ってきてくれるよと、慰められました。

それから毎日、ずっと泣き続けていました。

2021年4月13日。
最終確認の為に検診へ行きました。
この時ばかりは、旦那も付き添い、一人目の時でさえ見なかったエコー映像を初めて見ました。

今まで見た中で、一番赤ちゃんらしい姿を二人で眺め、
「ちゃんと赤ちゃんの姿してるね」
と。

旦那にとって、初めて見る2人目の子の最後の姿になりました。
先生に「やはり心拍確認できないので、妊娠停止という事になります」と言われ、ふと横を見ると旦那が涙ぐむ姿が見えました。
その姿にちょっと、ホッとしてました。

悲しんでるのは、私だけじゃない。
赤ちゃんも、二人で悲しんでるの分かったら会えなかったけど、喜んでくれるかな、なんて思ってました。

その日の晩。
息子にも赤ちゃんが死んじゃったよと伝えました。
息子の反応は。
「ふーん。ねぇ、お母さん絵本読んで」

ガクリorz
まだ、よく分からず早かったのかもしれないなと思ってました。

その日の晩。
急激に生理痛のような痛みが襲ってきました。
と、何かヌルっと出る感覚があり、トイレに駆け込むと、

え?え?えっ?
と思う間もなく、レバー状の何かが、ドバドバとトイレ流れ落ち。
「や、ヤダヤダ!」
オロオロしながら、出てくるそれを受け止めようと、くるんだティッシュを、股の下にスタンバイしました。

一際大きい物がズルリと出た瞬間、受け止めきれず、そのまま転がり落ちてしまいました。

慌てて振り返るもトイレの中は、真っ赤に染まり、今落ちたものがどれかも分かりませんでした。

赤ちゃんまでは出てないと自分に言い聞かせながら、水を流しました。

それを旦那にも息子にも告げず、寝かしつけて、そのまま寝る事にしました。


グズグズと泣く声に、意識が浮上しました。
時計を見ると朝5:00ぐらい。
泣いてるのは、息子でした。
「どうした?何泣いてんの?」
「………………」

それには答えてくれませんでした。
頭をなで、背中をポンポンと叩いて、落ち着いたのかと思い布団に潜り込みました。

再び、「ぅ〜…グズグズ」と泣く声が聞こえます。
しかも、布団を叩いてアピールまでして。

体を起こし、もう一度声をかけました。
「なに、どうしたん?何かしんどいんか?」

目に涙を浮かべ、一言だけ。



「………さみしい」


と。

ドキッとしました。
普段、寝ぐずりも少ない子です。
よく怒られたり、一人ぼっちになるような状況になると「ぼく、悲しすぎる」という言葉はよく使いますが、


「さみしい」という言葉をこの子から聞いたのは初めてに近かったんです。

まるで、お腹にいた赤ちゃんが、お兄ちゃんの身体を使って言葉を発したように感じました。

思わず。
ギュッと抱きしめ、
「お母さん、ずっと一緒にいるよ」
声が震えていました。

そう、呟いた途端。
安心したように、スッと寝てしまいました。

1人取り残された私は、その時。
やはり、さっき逝ってしまったんだと思いました。

でも、その想いを伝えたくて、お兄ちゃんの声を借りたのかなと。
早朝、泣いてツラすぎて、6:00になった時に、誰かに聞いて欲しくて、実母に電話をしました。
この時間なら、起きてるはずと思い。

母はすぐに電話に出てくれました。
そして、先程あった出来事を話すと、母も「何なん、それぇ〜」と言いながら、電話越しに泣いてしまい、二人でしばらく泣きました。

少し落ち着いてから母が、
「あんた、ソレ何時ぐらいの事?」
と聞くので、
「朝5時過ぎの事やと思う」
と言うと。

ちょうど同じ時間帯に、何か物がバンッと落ちる音に驚いて、目が覚めたのだと言う。
その時は、見ても何が落ちたかは分からずだったけど、

洗面台上の棚に置いてる物が落ちていたようだった。

ただ、その上のものに前日触れたりしてないとの事。
何故、ソレが落ちたのか、結局分からず仕舞いのまま。

しかも、息子がグズった時とちょうど時間を同じくして。

偶然かもしれない。
偶然とは思えない出来事でした。

その日、本当に出ていったのか確認する為、旦那と一緒に病院へ行きました。

エコーを見ると、綺麗に居ませんでした。
先生にも「うん、綺麗に流れたね」と言われました。

お腹の中に中途半端に残っていたりすると、感染症にかかったり、それを掻き出す為の手術をして、傷つく事もあるそうです。

手術は、ほとんどの場合問題にはならないそうですが、ある人は1ヶ月も赤ちゃんも出ずにいて、お腹に癒着してしまい、手術が大変だったという話も聞きました。

だから、綺麗になっているという事は、そういう事にならないように、全て持って行ってくれたんだと思いました。

会えなかったけど、とても良い子でした。
そして、一連の出来事があった事で、気持ちの整理がつきました。

スピリチュアル息子のおかげだと思っています。
たまたまかもしれません。

そんな気がするだけかもしれません。
でも、そう思う方が前に進める。

最初で最後に言葉を交わせた事で、あの子も私も救われた。
そんな気がしてます。

まだまだ、思い出しますし、悲しくなりますが、母いわく、

「それだけ主張するような子なら、すぐに戻ってきてくれるよ」

私もそんな気がしてます(笑)

そんなスピリチュアル息子、私のお腹の中にいる時、狭かったと文句を言ってきます(笑)

あと、出る時に頭が痛かったとも。
そんな事言われてもな(笑)


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