静けさとのんびり

のほほんとした日常!

R3.8.31(火)ベランダの雀

2021-08-31 10:16:10 | 日記
最近、雀がベランダに度々来るようになった。
可愛い。
部屋の中の動きを察知するとすぐ飛び立っていってしまう。
だから息を殺して見る。
一時期来ていた雀が来なくなった。
寂しい。
ふと思いついた。
仏壇から下げたご飯を少し置いておいた。
すると、少しすると雀がやってきてベランダはにぎやかになった。

R3.2.10(水)日本は二度目の緊急事態宣言の真っただ中。

2021-02-10 11:08:52 | 日記
「緊急事態宣言」

僕は古い人間で、昔のことを度々思い出す。
緊急事態宣言。この言葉はどこか戒厳令を想像させる。
僕が生まれてからは戒厳令というのは日本では発令されてないと思う。
かつて僕はフイリピンに行ったことがあった。
団体旅行で総勢百数十人。飛行機はガルーダ航空というフイリピンの航空会社。
それを一機丸まるチャーター。
そのころ国はまさに戒厳令真っただ中。
マニラ空港に降りた。そして税関を通っていく。
皆、どんどん通過していく。僕も一緒に通り抜ける予定だった。
が、何語かわからぬ言葉で呼び止められ、税関事務所に入れられた。
訳が判らなかった。焦りと恐怖と、これから何が起こるのかわからない不安がどんどん増幅。
それから、20分ほどしてようやく解放された。
不安が一安心に。安堵の気持ちが湧いてきた。なんでだったの? 疑問は解決しないまま、とりあえず無罪放免になった喜びでそれは消された。
昼間は普通の行動ができる。だが夜は一切外出禁止。ホテルに缶詰め。
それから約五日間だったけど楽しい旅を終え成田に舞い戻った。

やはり、外国のと日本のとでは全く違う。
もちろん、状況は全然違うのだが。日本はゆるい、ゆるい。
国民の死に関わることなのだが、、、、。


R2.12.17(木)「ある日の子猫」Vol.2

2020-12-17 17:07:50 | 日記
結局半日、留守にしたことになる。
その日帰ってきたのは朝の五時過ぎ。それでも昨日より一時間以上も早かった。子猫ちゃんが帰りを待ってくれている。そう思うと胸が熱くなった。
カギを開けると入室を拒むような異臭が立ち込めていた。顔をしかめ恐る恐る部屋に入っていく。子猫ちゃん、…………い・な・い。そんなわけはない。
探すと部屋の片隅にあった小さな本棚の陰にキョトンと僕の方を見ていた。
少しすると近寄ってきて僕の足にすりすりし始め、にゃーんと鳴いた。
「ごめんね。寂しかった? ごめんね」ぎゅっと抱きしめた。
すぐに視線はある一点に向かった。ベッドの掛け布団の上におしっことウンチの汚物が広がっている。太平洋のど真ん中に富士山がにょっこり。うむ。
そうだよな。ごめんな。そうなんだよな。寂しかったんだよな。ごめんね。
猫の習性も、生理現象など知らない無知な僕が悪かった。目じりにしわを寄せ窓を全開にした。その後息を止めながら丁寧に汚物を取り除く作業に。雑巾を絞り布団を何度も拭いた。また拭いた。水で臭いを薄くするためにまた拭いた。何度も何度も拭いたせいで、布団がかなり湿り湿りになってしまった。
運よく外は晴れていた。手すりに布団を掛け天日干しをした。しかし布団の内部の綿に染みこんだ臭いはおいそれとは消えない。明後日ここの住人が戻ってくる。一日じゃ、消えない。焦る。そうだ。以前シャネルの19番の香水を女の子から貰ったのを思い出した。それを臭い部分に掛け中和させれば少しはマシになる。そう思いそれを実行した。
今度は、部屋中に派手な匂いが立ち込めまるでデパートの香水売り場のよう。

僕には猫を飼う資格がない。あまりにも無知すぎる。まさに不適格。
子猫を外に戻してやるしかない。泣く泣く解放してあげた。
良心的で猫好きの人がこの可愛い子猫を見つけ救ってくれる。大切に育ててくれることを祈るしかなかった。きっと里親は見つかる。こんなに愛くるしく可愛いんだから。
無性に寂しい。かわいそう。侘しさ、切なさ、あらゆる負の感情が心の中に湧く。
猫は人を裏切らない。愛すれば愛するほど、与えた愛は返ってくる。

the end



R2.11.19(木)「ある日の子猫」Vol.1

2020-11-19 12:28:04 | 日記
20才の時だった。僕は東中野に住んでいた。といってもそこは友達の部屋。1ヶ月ほど田舎に帰るという友達がその間使ってていいと言われしばらく居候することにした。
僕は大学をドロップアウトし日々バンド活動に掛け暮れていた。そのライブ活動は夜が中心。終わると仲の良いメンバーと深夜営業の店に行き飲み明かす。これが日常だった。

ある日、新宿三丁目から朝帰りで帰ってくると、アパートの傍に黒・グレー・白の三色たてじま模様のかわいいトラネコがか細い声で鳴いていた。思わず近くに寄って抱き上げた。全く怖がらない。更にすりすりしてくる。顔を舐めてきた。うわあお、たまらない。

ただただ好きという一心で部屋に連れ帰った。
その日は、可愛いこの子猫ちゃんに僕の酒臭い息をたっぷり吹きかけ、布団の中に招き入れいつのまにか寝てしまった。ああ、幸せ。こんな思いをするのは初めて。

目が覚めると子猫ちゃんは丸い洗面器の中に入って寝ていた。幸せ気分が満喫だ。
既に午後になっていた。お腹が空いた。冷蔵庫を開けるとソーセージがあった。それを包丁で切ってその切れ端をあげた。小さな口を開けむしゃむしゃ食べた。お皿に水を汲んであげると小さな舌を出しそれもおいしそうに舐めた。食べ物も水もきれいになくなった。

その後しばらく子猫と遊んでいた。やがて子猫は飽きてうつらうつらし始めた。それから布団の上にあがって丸くなった。
僕の出かける時間が近づいていた。ギターは店に置きっぱなし。持ち物なし。もっと子猫と一緒にいたい。ずっとずっと一緒にいたい。
切り刻んだソーセージとパンの切れ端を置き水を注いでおいた。起きたらこれを見つけ食べるだろう。
またあとで会える。「じゃまたね、バイバイ」寝ている猫の鼻頭に唇をあて部屋を出た。


R2.11.4(水)猫? 犬だった。。。。

2020-11-04 11:56:50 | 日記
むかしと言えばどれくらい前のことをいうのかそれぞれ解釈が違うだろう。
僕が15~16歳の頃。
四畳半一間のアパートに父と僕の二人住まいだった。いわゆる僕は一人っ子。
犬や猫は大好きだったが、同居はとても考えられない。

あるとき、犬がやってきた。
寂しがり屋だった僕のためにと父が知り合いから譲ってもらったのだ。
まだ2~3か月のヨークシャーテリア。可愛くてかわいくて仕方がない。
当時はコリーとかシェパードなどの屋外犬、屋内犬ではテリアやチンなどが人気。

数年経つと犬ももう立派な大人に。学校から帰ってくると僕の足に絡みついて突然両手で足をがっちりつかみ自分の下腹部を超速度でこすりつけてきた。

何だなんだ。
犬の性なんて知らない僕にとってはカルチャーショック。そうか、男だった。納得^^
やはり犬も人間も同じなんだ。
でもどこか切ないような苦いようなそんな思いを抱いた。

あれから相当に相当に、年月が過ぎた。最近はおもしろ動物園など、犬や猫その他の動物番組が多くなった。幸せ気分満載! 
今すごく気になっている動物がいる。それは砂漠の天使「スナネコ」^^