犬の良いところは、見た目も良いが従順で頭が良くしつけがしやすい所だなと思う。
子供の頃犬が大好きで、何度か犬を飼っていた。
頭が良く、絶対に噛んだりしない優しい犬だった。
叱れば反省し、笑えば笑い返してくれる、いつでも遊びに付き合ってくれるまさに忠犬!笑
大人になるにつれ飼ったことのない動物を飼いたい。。猫を飼ってみたい!と言う夢が出来た。
お金を貯めて猫飼育可能物件に引っ越した、猫を飼うための道具を集めていた所で親友が野良の子猫を拾ってきた。
すごいタイミングである。
元気なオスの子猫はヤンチャで甘えん坊でとても可愛かった。
どこに行くにもついて来た。
姿が見えないとミーミー鳴いて探しに来た。
その子猫に、こてつと名前が付いていたのでそのままこてつにした。
猫の飼育は犬と全く違って驚いた。
ダメな事を覚えないし、叱ってもダメだ。大きな声や忙しない動きもダメ。
遊んで欲しい時は、遊んでくれないし、こっちが何かに集中していると邪魔しに来る。
主人とか言う関係ではない。
例えるなら同棲している、恋人だ。
人間と同様に気分屋で、一緒に居たい時と1人になりたい時がある。
お腹がすけば可愛くおねだりしに来て、お腹いっぱいになれば毛繕いタイムだ。
猫の時間は猫の時間なのだ。
その時に可愛くてちょっかいをかけると、嫌われる。
人間と同等だからこそ、愛情が人間寄りに深くなる。
夜私の近くで寝てくれ、顔をザラザラした舌で舐めてくれる。ペロペロタイムの恍惚とした表情は、とても愛を感じる。
恥ずかしくなるほど、猫は愛情をくれるのだ。
猫と暮らしてみて、いかに私がペットを愛玩動物として扱っていたかが分かり、辛かった。
動物を「飼いたい」などと、人間様の自分勝手な言い草だ。「どうぞ死が2人を分つまで一緒に暮らして欲しい」と結婚する気持ちでペットを迎えるのが正解だと思う。
ペットには幸せになる権利がある。
人権は無いがそれと同等の重さや責任がある。
それを教えてくれた猫様に感謝