SEASON DIARY

日々のこと、ミニシュナれんのこと

幻夜

2006-08-14 | 
幻夜幻夜
東野 圭吾
集英社 2004-01
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「百夜行」の続編・・・みたいだけど、やっぱりそう思えなかったな。
「百夜行」は2人だけの秘密、2人だけが共有できる世界がどこかに
あったけど、これには、ない。
すべては新海美冬に操られた世界。

彼女は整形を繰り返してどんどんキレイなるんだけど、
私にはどんどんツルンとした能面の人形と化してるようにしか
思えなくて怖かった~・・・
彼女は最終的にどこにたどり着きたいのか、
ひたすら美を追求するだけなのかな?
整形だってやりすぎたら、M.○クソンみたいになっちゃうよ、と
こっそり突っ込んで読みました。
美冬に聞かれたら殺される~っ((;゜Д゜))ガクガクブルブル

それと最初から”雅也しかいない”って言ってる理由も
よくわからなかった。
だって雅也は美冬に見られてはいけないところを見られたけど、
美冬には決定的なことは何にもない。
あ、だから美人ってのもあるけど、余計に逆らえなかった?
さんざん雅也を利用するだけ利用して、次は秋村隆治を徹底的に
食いモノにするのか?!という風に感じた結末でした。

雪穂も冷血な女だなぁって思ったけど、彼女は最後の最後に亮司に
対する思いが伝わって、本当の彼女ってわかった気がした。
美冬は誰にも心を開かず、誰も信用せず、人は利用するもの
ぐらいにしか思っていなく、
”悪女”なんてものでは言い表せないおそろしい人物に思いました。

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