11編からなる物話集
コロナ禍ならではの
単身赴任者の日常や
ファンタジーあり
桃太郎のその後の別話など
盛り沢山です
好きだったのは
銀河鉄道をテーマにした
「原っぱに汽車が停まる夜」と
なかったことにしたい願いを
背中に敷かれて仰向けにされる
かえる神社のカエルのオブジェの話
「かえる神社の年越し」
鷽(うそ)替えの話は知っていますが
仰向けにされるカエルの神社って
本当にあるのかは
検索しても分かりませんでしたが
新鮮な気持ちで読みました
共通しているのは
弱者に対する優しい眼差しと
寂しさでした
重松清さんの本は
何冊か読んだことがありますが
一番印象に残っているのは
今年 3月に NHK でドラマ化された
「きよしこ」 と
2011年 クリスマスの
演劇集団キャラメルボックスの
公演 「流星ワゴン」です