今年は人参の品質が悪い。酷暑と干ばつで、生育が遅れ、また肥大期に水分が無くて太れず、短い、痩せている、細根が多くて皮目が凸凹していて美しくない等の品質の悪さが目立つ。農家の工夫と努力では打ち勝てない異常気象が多すぎて、近い将来、食料供給がどうなってゆくのか本当に心配になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/44/0d7d43db650bce5ad3e9410f7ccf5f92.jpg?1697546939)
農家の大小問わず所得補償等で経営を徹底的に支えて、余るだけ食料を増産し余剰は国が買い取り、途上国への食料を支援に回すような政策が必要に思えてならない。一見生産性の低そうな農家でも、そんな農家が地方に沢山いることで国土が保全されるし、過疎化せず存続できる社会になるだろう。大経営の法人ばかりでは農業人口は減っても大丈夫かもしれないが、小さな経営体が沢山あることの多面的評価を忘れてはいけない。sdgsの観点からも、産地と消費者が身近なことで流通で排出される二酸化炭素も大きく削減でき、消費者は新鮮で美味しい食料を選ぶこともできる。
国連では『家族農業の10年』というキャンペーンで中小経営の農家への評価を見直すように呼びかけているところでもある。地域の農家を支援し、地場産の農産物を選択してほしい。
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