居酒屋「れんま」の蕩ける「しゃぶしゃぶ」

夏休みが本格的にスタートし、
今日は職場の暑気払い。
（…というわけで、
　「別館山田」のお話は小休止…）


猛暑の中での職員作業を終えて、
明日からは研修があったり、
溜まった有給休暇を消費して
趣味や旅行を満喫したり…
職員がそれぞれに散っていく。

校務で忙しい幹事職員が
ギリギリのタイミングで探し当てた会場は
「れんま成田店」。


「京成成田駅前だし、
　コインパーキングも近いし、
　（今回は３時間700円）
　居酒屋だから贅沢は言わずに…」
期待はしていなかったが、
いくつかの料理は
特筆すべき価値があるものだった。

最も感動したのは
宴会コースの「しゃぶしゃぶ」。
牛肉の霜降りが綺麗に入っていて、
鍋を温めている間に、
見る見る溶け始める。

急いで鍋に潜らせると
程よく千切れて、
レア肉の部分が出来上がる。

タレはしっかりとした甘だれで
薄味の私は「なぜる」だけで十分の味。
それを一直線に口の中へ…
「美味い！　溶ける！　消える！　
　栗の奥で消えていく…」
一寸の芸術料理。

見た目が濃いタレも、
肉の邪魔をしないで
程よく消える。

大量に見えた野菜も
鍋の中で小さくなって
「肉の添え物」として
色と香りを加える。

宴席コースだったので
肉は一人２枚だったが、
その後の「うどん」も
コシがしっかりとして、
タレと生卵で満喫できた。

若手の職員は
名残惜しそうに
鍋のタレを啜って
「酒の肴」として間食していた。
確かに後を引く
一瞬の芸術料理だった。


追加注文の「馬刺し」も
癖なく歯ごたえがあり
刺身類も臭みが無く
他の料理も
「居酒屋料理」としては
納得の味。


そのような中で
突き出しの
「茹でたオクラ」は
餡が絡んで
旨味とトロミと糸引きの加減が素晴らしく、
「オクラのトロトロが苦手…」
という若手の分も
有り難く頂いた。

若手に人気だったのは
アツアツの「鶏唐揚げ」も
後引きの料理だった。
衣はカラット中は瑞々しく
ニンニクが効いているようなのに
臭さが残らない。

玉子焼きも
甘さと焼き加減が絶妙で、
醤油も大根おろしも馴染む
人気料理だった。


立地条件が良いのに
納得できる味。
トイレの数が少ないことだけが残念！！

値段も飲み放題6000円で手軽。
再店の機会があれば
「しゃぶしゃぶ（うどん付き）」と
「揚げたての鶏唐揚げ」と
「玉子焼き」と
「オクラ」を
重点的に満喫したい。