「男子職員の
トイレの使い方を
見直しましょう!」
新年最初の職員の打合せ、
教頭としての
最初の仕事だった。
12月の職員会議で
「子どもたちの
トイレの使い方が悪い。
生徒指導をしましょう!」
女性の生徒指導主任により
児童用トイレの
見直しが始まった。
一方で、
職員用男子トイレの乱れが
目に余る惨状に…
⓵トイレの紙が無くなっても
補充しようとしない
②千切れたトイレットペーパーが
足元に散らかったまま
③大便器の中に
紙を入れて
流していない。
時々、便も流さずに…
④個室で座らずに小便して
尿を飛び散らす
時折、失敗したらしい
「あぁ~~!」という絶叫が聞こえる………
教頭として
「尻ぬぐい」の限界に達し、
流石に我慢できずに
年度当初の打合せで指導をした。
「児童に指導をする立場です。
皆で生活する公共のトイレについて
皆が気持ちよく使えるように
見直しましょう!」
打合せの後、
女性職員が声をかけてきた。
「その話は、
児童のことですか?」
苦笑いしながら
「残念ながら
全てが
男性職員トイレの話です。」
打合せでの指導の後、
男子職員といては
秩序を取り戻した。
大便器の紙を
三角に折るような
心遣いをする職員も出始めた。
一方で、
一部の職員が
職員トイレを使用しなくなった。
「児童トイレ」を使い始めたらしい。
大人になっての習慣は
簡単には治らない。
それでも、
児童トイレを使うならが、
指導者としての「師範意識」の
スイッチも入るだろう。
「教師も人の子」だが
「社会人」として
管理職や先輩の
指導が必要である。
ちなみに
打合せの指導で付け加えた事例…
「便座の蓋は?
①開けたおくのが正しいのか?
②閉めるのが正しいのか?
『触りたくない』という
衛生意識は分りますが…」
トイレの蓋は閉めて流す? 最新の研究でようやく結論か(倉原優) - エキスパート - Yahoo!ニュース