畳刺 父ちゃんの日々

茶室へ

今日はホームページを見て頂いてご注文頂いた客様の2階の入れ替え仕事。
茶室として使用できるよう水屋もあるのですが炉は無い。
奥様のたっての希望で炉を作りたいということで色々考え入れ替えにした。

    

寸法を測り、炉の位置の墨を付け大工さんに炉壇の加工をしてもらう。
使用したのは藁床なので炉畳の加工は大変である(同業の方なら解るはず)
今回の8畳間は大体、幅が5分小、丈が3寸4分大と大きさがだいぶ違う。
どの畳も目乗りを基本とし点前畳の幅を出来る限り大きく(9分大)、中物2枚は1分小幅、床前の通しを1寸2分小幅に割り付けた。

今回は部屋自体に曲があまり無かったので下前の縁幅をちょっと工夫しながら8畳間総目乗りに出来ました。
床の間の紋べりも縮めて紋を出し部屋は見違えりました!!

    

お客様にも大変喜んでいただきました。
有難うございました。


・・・でも1日で茶室の入れ替え(床の間付)はちょっと大変だったase2(1人ではとても出来ません)

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コメント一覧

畳刺 父ちゃん
hei-soda様

有難うございます。
今回の場合は部屋に救われました。
柱面で急に曲がっていたり、曲がひどい場合はどうする事も出来ません。
茶室仕事はその都度勉強になる事が多く、また難しいです。
終わって喜んで頂けるとこちらも本当に嬉しくなります!
hei-soda
難しい仕事で、

全て完璧に! すごいですねえ

いろいろと勉強になります。

畳刺 父ちゃん
畳職人でございます。様

確かに茶室の仕事では施主さんとの話は多少長くなりますね。
表替えの場合、最初から目乗りになっていないと直せるなら中物ぐらいは目乗りにしてあげる事もありますが、大抵の場合、平均割してあり目乗りになってない事が多いです。
趣味の場合ならお客様もまったく知らない事が普通ですよね。
先生の時はよく話を聞いて施工します。
特に御点前の畳、炉畳は必ず目乗りになります。
今回の場合、曲が無かったので鰍ッシミズ等を考えず助かりました。
畳職人でございます。
http://www.tatami-hamoto.com/
私も平均に割ってしまう方ですが、
なるべく目乗りに近くなる様に割り振ったりしますが、
総目乗りは未だ一度も無いです。(^^;)

お茶室は施主さんと良くお話をすると
新たな発見が有ったりしますので、
お話が長くなる事もしばしばです。
畳刺 父ちゃん
sugitatami様

私もsugitatami様同様、裏返し等を考え普段の仕事はなるべく平均に割り付けます(中物の目のりは考えますが)
今回は茶室という事で点前畳をなるべく大きく使いたいとの事で、一番支障の無い床前の幅を詰めたのです。
お茶室の仕事は施主さんの希望を1番にしますのでその都度違います。
sugitatami
http://www.sugitatami.com
 普段、亡き祖父の時代の畳替えが多いですが、特に裏返しの比率も高いです!痛みやシミ・お客様の要望など色々ありますが、施工に難儀する事も多々あります。
 自分のサラを十数年後、裏返しをする前程で,サラを作る様になりました!
 割付に関しては、どうも均等割り(出入りを、やや小さく)にする様になってしまいました、いけませんね・・・
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