ソフトテニス部日記

最後は真面目が一番強い!

空3

2013-03-23 04:09:42 | 日記
Y.Mさん
彼女にもお姉さんがいて、その関係で本当に小っちゃいころからの付き合いです
とはいってもお姉さんが中学を卒業してから彼女が入学するまではかなりあったので
自分としてはちっちゃい彼女がいきなり中学生になってあらわれたという感じでした
びっくりしました(あたりまえですが)
顔はそのまま(笑)、でも体はしっかり大きくたくましく成長していたからです
さあ、この子が入部してくれるだろうかという心配から始まりました
その辺はT.Kさんと同じです
またお姉さんは某国営放送の「プロフェッショナル」に出演(?)するほど
とってもインパクトの強い人だったのでお姉さんと比べられるのは・・・
なんて考えてしまう恐れも多分にあったので
予想どおり彼女も結構悩んだみたいですが、それでも入部してくれて彼女との部活生活が始まりました
このときは本当にうれしいというか、ホッとしたという気持ちをよく覚えています
さて、彼女の魅力もやっぱりというか、その笑顔にあります
本当になんというか、周りを安心させてくれる何ともいえないいい笑顔です
そして、テニスに関しては本当に情熱を持って真面目に取り組めるいい選手でした
しかしよく怒りました
彼女はお姉さんもそうだったし(笑)最初から家族のような感じで怒りまくりましたね
彼女が持っている安心感、つまり叱っても必ずそれを素直に受け止めて頑張ってくれるだろうと
そう相手に思わせてしまうオーラが彼女にありましたから、とても怒られやすかったのかもしれません
でもそれは彼女の持っているとても大きな魅力でした
女の子が苦手な(本当)顧問にとって彼女は素で絡んでいける貴重な存在でした
本当に話しかけやすかったです   ありがとう
彼女の持っている「安心感」はこれからも周りを幸せにしてくれると確信します
キャプテンを決める時に次点となり、副キャプテンになったのも同じ理由でしょう
そして〇〇の妹というイメージもすぐになくなりました
たまに試合の時にお姉ちゃんが応援に来た時に「ああ、そういえば」という感じになっていました
彼女は最後までフォームに苦しみました
打ち方がどうしてもしっくりいかずミスが多かったのです
あれは苦しかった
彼女と一緒に本当に自分も苦しみました  ビデオを撮ったり、写真を撮ったり、いろんな練習もしました
でも今思えばもっといい方法があったのでは?と、本当に彼女に対してすまないという気持ちです
そんな中迎えた最後の夏の大会
あの悪夢の個人戦一回戦はいつまでたっても脳裏から離れません
これから自分がテニス部の顧問を続けるかどうかはわかりませんが、もしそうなった時には
「絶対に頑張ってきた選手にあんな思いをさせてはいけない」という強い決意に自分の中で変わっています
勝負事ですからやってみなくてはわかりませんし、負けることもあります
でも、「何もできないうちに終わってしまった」という思いは顧問は絶対させてはならないと今思ってやっています
今のチームも壁に当たることが多いです
そのときに思い浮かぶのはあの時の試合、そしてあの時の彼女らの顔です
あのとき、本当に本気の彼女の涙を見ました
その後の彼女の活躍はみんなが知るところです
近畿大会では団体戦に出場しなんと全勝、全国でも勝利し力を出し切りました
でも、自分の中での彼女は、今も個人戦で苦しんでいた彼女です
顧問としてずっと忘れてはいけないと思っています