S.E裏千家茶道教室 お茶のひと時

つれづれなるままにパソコンに向かいて
心にうつりゆく茶道教室の話題を書きつくれば。。。。

自灯明(じとうみょう)

2024-11-23 16:54:01 | 紅茶、茶道&マナ-のお話

本日は12月23日。秋を飛び越え、急に冬になった様で寒い。

(天満宮の紅葉)

しかし。。。案じられた紅葉の色づきもこの冷えで取り戻せそうで少し安心する。

私も紅葉狩りに行きたいところだけれど、9月辺りより股関節が痛み、出かける事が阻まれる( ;∀;)

歳を重ねても心は変わらず(皆そうだと思うけれど)このまま静かに歳をとって行くと思っていたけれど

骨もそれなりに歳をとっている事に気づき、少々ショック

関節炎を早く治したいと焦り、北区にあるK接骨院に行く。

しかし・・・歩いた方が治ると言われ、信じ、歩きすぎ、悪化

接骨院は責任は無いと言うしで、悔しい思いをしている。

皆さんも接骨院選びは慎重に!

11月の始め、炉開き用に”亥の子餅”を作った。

元来は中国の慣習で陰陽五行が元になるとか。

日本では、昔から亥の月、亥の日、亥の刻に食すると、万難を避けると言われた。

今年は、11月、7日、午後9時頃になる。

猪は多産で子孫繫栄、亥は水を表し、火災を防ぐとも言われる。

なんとしても、亥の子餅は食したい。

”自灯明”とは、自分自身を信じ自分の価値観や考えを基に生きる事。自分を信じる事。

素晴らしい言葉と思う。

私は、今は”自灯明”の手前、この病んだ心の支えを探している。


霜降(そうこう)

2024-10-31 10:42:06 | 紅茶、茶道&マナ-のお話

霜降とは二十四気の一つで 露が凝結して霜となる・・・と言う意味。

しかし・・・本日の京都はまだまだ暖かくで(24℃とか)霜なんて何処??

本日のニュ-ス、スペインバレンシアでは大雨が降り、多くの人が亡くなったとか。

地球はどうなるのだろう??

しかし、平民は案じるばかりで、日々の暮らしを送っている。

この間、用事で丹波の方に行くチャンスがあり、丹波栗を購入。

その栗で、”茶巾絞り”をする。

美味し~~い!!

残花は萩のかけ花入れに。


雁の涙

2024-10-20 14:43:16 | 紅茶、茶道&マナ-のお話

"秋の夜の露をば露と置きながら雁の涙や野辺を染むらん”

まぁ~なんと綺麗な詩でしょう!!

雁の涙で木々が美しく色ずくなんて!!

昨今は、10月も半ばなのに、なんと暖かい(暑い)。

そして、怖い!

こんな詩の様に、雁の涙の一滴~~で秋の景色になる事を願うばかり。

今月は神無月。

そして、茶の世界では、名残月。

名残というのは、茶がだんだんなくなって来ると言う意味と、半年使った風炉との別れであるという意味。

又、逝く秋をしみじみ思う月でもあるので、侘びさびを一層感じ心が落ち着く月でもある。

(昨今の暑さでは、ほど遠いが)

先週のお茶のお稽古は、四ケ伝の唐物。

二種の主菓子、一種の水菓子が約束。

一種は購入(右側)、一種は手作りで”松風”。

黒砂糖、小麦粉がベース。中は松の実、大徳寺納豆を入れる。

味が深み、美味しい!!

雁の涙が少しずつ落ち、早く秋色に染まりますように!。

 


萩の道

2024-09-25 17:12:04 | 紅茶、茶道&マナ-のお話

9月も終わりになり、日中はまだまだ暑いけれど・・・・少しずつだけど秋が近づいて

いる。

8月初めより、 歩き初めになんだか股関節が重たく、違和感を感じ整形外科に行けば、関節炎との事。

痛み止めを一か月近く貰い、少し服用したけれど、芳しくなく、必死の思いで接骨院の門をたたく。

まあ、原因は色々だけど、色々調べて貰うと側弯症(背骨が曲がっている事)との事。

体のゆがみ、加齢、その他だと自分で思い、先生の治療方法を信じ頑張る事にした。

それは施術の他に・・・・一日最低30分歩く、そして、30分アイシングする事。

歩き方も足を前に運ぶ時は、靴裏が後の人に見える用歩くと指導された。

真面目な患者で早速実行。

まだまだ暑いし、何処で歩こうと考え、以前歩いた双ヶ岡の側道を歩く事にした。

そこで・・・嬉しい発見。

野生の萩が一杯!!

写真の写りは色が余り出ていないけれど、ピンクの色が綺麗!

そして…なぜか一致。

お茶席用に、和菓子を作り、銘は”萩の道”とした。

少し甘いけれど、美味しく頂いた。

 


雲悠々水潺々(くもゆうゆうみずせんせん)at ”三五夜”

2024-08-14 00:00:00 | 紅茶、茶道&マナ-のお話

 

お席に掛けられていた軸:雲悠々水潺々(くもゆうゆうみずせんせん)・・・奈良金峯山、ご住職の字。

意味は:雲はゆうゆうとたなびき、水はさらさらと流れている

夏の自然を詠んだ禅語。

8月12日、奈良の”三五夜”のお席へ出かけた。

鶯が鳴き、青葉が綺麗な今年の6月、金毛院のお席でご一緒させて貰った、江上さんが、以前こちらでお席を持たれたと知り

是非、寄せて貰いたいと思い、申し込んでいた次第。

ここで、最初のミステイク。

15時のお席をしっかり、5時のお席と思い込んでいた。

ご亭主の電話で、間違いを知る。しかし、ラッキーな事に5時のお席に入れて貰える事が出来た(^^♪。

当日はお盆の休み前で、京都駅の近くの道は車、車、又車で、私の車もなかなか八条口には進まない。

気持ちは焦る、今度この4時の特急に乗らないとえらい事になる~~~・・・あぁあ~なんとか近鉄に乗れた(^^♪。

4:35分、無事、奈良駅到着。

しかし・・・ここで2回目のミステイク。

近鉄奈良駅より、三五夜さん迄は結構かかる事が分かる。

マップでは近くに感じたけれど・・・・。

おまけに近鉄奈良界隈は観光客が一杯。

段差で転びそうななったけど、持ちこたえ、西日を浴びながら駆け足で歩き、何度か電話して、5時前ようやくたどり着いた。

あぁ~~良かった。しかし・・汗が止まらない( ;∀;)

5時お席入り。汗の中、最初に食事を頂く。

食事の後は葛切り。

お菓子の後は濃茶。

銘は:楽寿の昔。美味しかった。

後、薄茶は点て出しで頂く。

点前座で点てて貰えなかったのは残念だったけれど・・・・。

もう一つ残念だったのは、風炉が電熱だった事。

しかし、二服も頂き、7時前に失礼する。

最終章で大変な困難が待っていた。

一週間前に医者に診てもらい、関節炎と言われた右足の付け根、もも辺りが痛くてビッコにしか歩けない。

何とかJR奈良駅迄は歩いたけれど、一時間後降り立った京都駅から山陰線迄はもう大変。

痛い~~。

奈良で急いで歩いた付け、長い間の正座、それとも転びそうになった付けが出たのでしょうか?!

ドキドキ、暑い暑い、いたいいたいの一日となった。

これからは、もう少し自分のする事は考えてみないと・・・と少し反省。

 

 


飛流直下三千尺

2024-08-05 15:46:53 | 紅茶、茶道&マナ-のお話

飛流直下三千尺(ひりゅうちょっかさんぜんじゃく)

李白の詩の一節で”飛ぶ様に激しく流れる水は三千尺の下へ落ちる様”

なんとも涼しい!!

地球沸騰、燃える様な日々の昨今。

外出を控え、ク-ラを効かし、TVでパリオリンピック観戦が一番のところ・・・・。

しかし・・・娘&幼い孫達が帰京で、長期滞在、そんな時間は殆んど無し( ;∀;)。

某一日、子守を任され、二人を上賀茂神社へ水遊びに連れてゆく。

木陰あり、水の音、水面を吹いて届く風は爽やか(^^♪。

暫し、自然の涼に触れた一日になった。


御手洗井 (at 京都市中京区烏丸通)

2024-07-18 16:07:55 | 紅茶、茶道&マナ-のお話

7月16日、恒例の京都玉林院のお席に寄せて貰った。

待合で”どうぞお水を”・・・と言われた。

待合でお水を勧められるのは、初めてで、”どこのお水ですか?”と聞けば、”御手洗井のお水”との事。

丁度同じお席でお待ちの方が、”ここです”・・・と教えてくださった。

そこが、祇園祭の間だけ汲む事が出来る御手洗井。

丁度、烏丸の蛸薬師と錦の間、烏丸通りに面している。

京都に長年住みながら、知らなかった・・・・。

お席では、ご亭主が”今朝5時に井戸に行き、汲んで来ました”・・・と仰った。

このお水を飲むと、健康で長生きが出来ると言う。

ありがとうございます<m(__)m><m(__)m>。嬉しい限り!!

個性的なお席で、ご亭主は薄茶の後、椅子に座り、シェイカーで冷茶を作り振舞われた。

和やかなお席で、お話も進み、御手洗井を教えてくださった方は、蓬莱堂のご亭主で、蓬莱堂さんでもその日はお席があるとの事。

すぐその気になる私は、玉林院の後、新京極にあるお店へ行き、お茶を頂く事にした。

早く着いたので、近くにある”OMO cafe”でランチ。

私好みのお店だった(^^♪

そして、蓬莱堂さんのお席へ。

京都はやはり奥行が半端ではない。

お店の奥に茶室があり、お庭、腰掛待合まである。

連客の中には、アフリカのシリアからのカップルもおられ、お運びは男の外人さん。

それから~~~

この目で見たいと言う衝動にかられ、新京極から、大丸経由、烏丸にある御手洗井へ。

ようやく辿り着いた!!

あぁ~良く歩いた。

水深70メ-トルからお水は出ているそうで、それだけでも、京都はやはり歴史がある。

井戸の後は、冬にタケノコをお母さんの為に探したと言う、親孝行の孟宗山の粽を買い、帰路へ。

朝から着物であちこち歩き回り、暑い~~足は棒、玄界灘だった!!

 

 

 

 

 

 

 


アフタヌーンティー at Six Senses Kyoto

2024-07-18 15:41:35 | 紅茶、茶道&マナ-のお話

お茶のメンバーよりお誘いを受け、久し振りにアフタヌーンティーに行く。

お茶は3時半より。少し早い目に着いたのでロビ-で篠笛&クリスタルから発するブユ~~ンと言う不思議な音楽を聴く。

なんだか癒される。

後で知ったのだけど、篠笛奏者は佐藤和也氏。

そして、カフェへ。

ここのホテルのコンセプトはオーガニック。

そんな気のせいか、美味しい。

下の段は近江牛&鱧のお寿司。トウモロコシのフリッター。

上の段は甘い系。シソで包んだ道明寺、和菓子もあり。

スコ-ンは餅粉入りで、甘酒&味噌餡で頂く。

もちもちして美味しい。

他のアフタヌーンティーは殆んどが甘い物。

しかし、こちらはミックスで全て美味しく頂ける。

特に気に入ったのが色々なお茶。

和紅茶も美味しかった。中でもほうじ茶、知覧茶は上級クラス。

お茶の後は、何十年ぶり?、バ-でお酒迄頂いた。

誘ってくださったTさん、カフェで知り合いになったOさん、そして私。

三人でお酒を飲みながら、ワイワイと

久しぶりの命の洗濯だった~~。


紫陽花茶会(於:京都、カフェ”風陶”)

2024-06-24 16:21:42 | 紅茶、茶道&マナ-のお話

今年は梅雨入りが遅いとの事、又茶会迄は暑い日々が続きで、紫陽花はどうだろうかと気にしていたけれど

・・・・・カフエ”風陶”の周りは紫陽花が爛漫!!

前夜のすごい雨は嬉しくも午前は上がり、おまけに・・・・きれいな声の鶯達がバックコーラスで茶会を盛り上げてくれる。

お点前は昨年に続き“立礼”。亭主役はTさん、半東はDさんにお願いした。

お客様は、S.E裏千家茶道教室のメンバ-、友人、他で13名の方が参加。

主菓子、干菓子でおもてなしで、皆和気あいあいでひと時を楽しんで頂いた。

お茶席終了後は、カフエの二階でカレ-セットを頂く。

美味しいカレー、飲み物&手作りのクッキーも頂き、Oさん手作りのお皿もお土産に頂戴し、

私も参加の皆さんも、とても楽しい満足の茶会だった。

お世話になったカフエの皆さん、点前、半東、参加の皆さんもありがとうございました。


正午の茶事(於:金毛院)

2024-06-01 17:23:35 | 紅茶、茶道&マナ-のお話

5/26日、京都金毛院で正午の茶事のお誘いを受けており出かけた。

丁度、前日は日本中風雨に襲われで、とても心配したけれど、当日は打って変わっての晴天!!

手入れの行き届いた庭の苔も青々、腰掛待合の側には可憐な紫陽花。

晴天を覆い被さる様な立派な青楓、時々吹く柔らかい春風・・・全て爽やか!!

おまけに鶯まで綺麗な大きな声で歓迎してくれた。

11時席入りで、露地を伝いおもむろに四畳半の茶席へ。

いつも大寄せで座らせてもらっている茶席だけれど、茶事となると何か格別の気分になる。

連客の方々は皆さん東京から。何故だか私一人近場の京都。

後で知ったのだけど、正客は”肥後古流”のAさん。

すごい博識の方で、席中のお話も深い~~~。

”肥後古流”の創始者は細川三斎。

三斎はご存知の様に、30代半ばより、丹波の国より熊本の方に居を移している。

お点前は拝見した事がないけれど、きっと利休の茶の心が伝わっている事と思う。

ご亭主を始め、連客の方もお茶に対する知識が深く、私はお尋ねすることばかりで・・・・( ;∀;)。

お道具も安土桃山時代の物、江戸時代の物と、歴史を潜り抜けて来た物が殆んど。

お茶はやはり歴史を刻んで来たんだなぁ~~と改めて実感。

約4時間余りの充実した時間を過ごした一日だった。

 

*いろいろ写真を撮りたかったけれど、正式な茶事でご法度

こちらの写真は、お席に入る迄の庭の紫陽花。