S.E裏千家茶道教室 お茶のひと時

つれづれなるままにパソコンに向かいて
心にうつりゆく茶道教室の話題を書きつくれば。。。。

アフタヌーンティー at Six Senses Kyoto

2024-07-18 15:41:35 | 紅茶、茶道&マナ-のお話

お茶のメンバーよりお誘いを受け、久し振りにアフタヌーンティーに行く。

お茶は3時半より。少し早い目に着いたのでロビ-で篠笛&クリスタルから発するブユ~~ンと言う不思議な音楽を聴く。

なんだか癒される。

後で知ったのだけど、篠笛奏者は佐藤和也氏。

そして、カフェへ。

ここのホテルのコンセプトはオーガニック。

そんな気のせいか、美味しい。

下の段は近江牛&鱧のお寿司。トウモロコシのフリッター。

上の段は甘い系。シソで包んだ道明寺、和菓子もあり。

スコ-ンは餅粉入りで、甘酒&味噌餡で頂く。

もちもちして美味しい。

他のアフタヌーンティーは殆んどが甘い物。

しかし、こちらはミックスで全て美味しく頂ける。

特に気に入ったのが色々なお茶。

和紅茶も美味しかった。中でもほうじ茶、知覧茶は上級クラス。

お茶の後は、何十年ぶり?、バ-でお酒迄頂いた。

誘ってくださったTさん、カフェで知り合いになったOさん、そして私。

三人でお酒を飲みながら、ワイワイと

久しぶりの命の洗濯だった~~。


紫陽花茶会(於:京都、カフェ”風陶”)

2024-06-24 16:21:42 | 紅茶、茶道&マナ-のお話

今年は梅雨入りが遅いとの事、又茶会迄は暑い日々が続きで、紫陽花はどうだろうかと気にしていたけれど

・・・・・カフエ”風陶”の周りは紫陽花が爛漫!!

前夜のすごい雨は嬉しくも午前は上がり、おまけに・・・・きれいな声の鶯達がバックコーラスで茶会を盛り上げてくれる。

お点前は昨年に続き“立礼”。亭主役はTさん、半東はDさんにお願いした。

お客様は、S.E裏千家茶道教室のメンバ-、友人、他で13名の方が参加。

主菓子、干菓子でおもてなしで、皆和気あいあいでひと時を楽しんで頂いた。

お茶席終了後は、カフエの二階でカレ-セットを頂く。

美味しいカレー、飲み物&手作りのクッキーも頂き、Oさん手作りのお皿もお土産に頂戴し、

私も参加の皆さんも、とても楽しい満足の茶会だった。

お世話になったカフエの皆さん、点前、半東、参加の皆さんもありがとうございました。


正午の茶事(於:金毛院)

2024-06-01 17:23:35 | 紅茶、茶道&マナ-のお話

5/26日、京都金毛院で正午の茶事のお誘いを受けており出かけた。

丁度、前日は日本中風雨に襲われで、とても心配したけれど、当日は打って変わっての晴天!!

手入れの行き届いた庭の苔も青々、腰掛待合の側には可憐な紫陽花。

晴天を覆い被さる様な立派な青楓、時々吹く柔らかい春風・・・全て爽やか!!

おまけに鶯まで綺麗な大きな声で歓迎してくれた。

11時席入りで、露地を伝いおもむろに四畳半の茶席へ。

いつも大寄せで座らせてもらっている茶席だけれど、茶事となると何か格別の気分になる。

連客の方々は皆さん東京から。何故だか私一人近場の京都。

後で知ったのだけど、正客は”肥後古流”のAさん。

すごい博識の方で、席中のお話も深い~~~。

”肥後古流”の創始者は細川三斎。

三斎はご存知の様に、30代半ばより、丹波の国より熊本の方に居を移している。

お点前は拝見した事がないけれど、きっと利休の茶の心が伝わっている事と思う。

ご亭主を始め、連客の方もお茶に対する知識が深く、私はお尋ねすることばかりで・・・・( ;∀;)。

お道具も安土桃山時代の物、江戸時代の物と、歴史を潜り抜けて来た物が殆んど。

お茶はやはり歴史を刻んで来たんだなぁ~~と改めて実感。

約4時間余りの充実した時間を過ごした一日だった。

 

*いろいろ写真を撮りたかったけれど、正式な茶事でご法度

こちらの写真は、お席に入る迄の庭の紫陽花。


雨安居(うあんご)

2024-05-22 19:50:02 | 紅茶、茶道&マナ-のお話

雨安居とは・・・お釈迦様の教えに、芽吹いた草や、土から出てきた虫を踏まずに済むように僧が一室に籠り修行する事。

綺麗な意味のある言葉。

ある雑誌に載っておりで、初めて知った。

最近は草木、物に対しても、心を持って接するべきと感じている。

やはり、シニアになったから思うのかも知れない。

亡くなった母には霊感があり、もし子供がやむを得ず道端で用を足すときは、「今から用を足しますので神様退いて下さい」と言わなければいけないと言った事があった。

神は私達の身の回りにはいつもいらっしゃるのかも知れない。

雨安居も同様、全ての自然には感謝が大切。

今週のお茶席のお菓子は・・・「落とし文」

上用粉+餅粉で作る。中は黄身餡。美味しいです!

「落とし文」とは・・・昆虫が産卵の時に作る丸まった葉っぱが、平安時代、想う人の近くに落とした恋文の巻紙の形に似ているから。

こちらも綺麗な日本語!

お菓子からもこんな言葉を知り、お茶はやはり楽しい。

 

 

 


葛飾北斎&歌川広重

2024-05-06 14:00:52 | 紅茶、茶道&マナ-のお話

ゴ-ルデンweeknの真っ只中の5/2、兼ねてから行きたかった”葛飾北斎&歌川広重”展に行ってきた。

京阪淀屋橋で下車。

下車したとたん、小腹が空いたので、近くのカフェに入り、モーニング。

お腹も膨れ、良い天気、展示の香雪美術品迄川沿いを歩く。

歩道は整備されており、綺麗なバラたちが咲き誇っている。

美術館到着。

祝日ではないので、すぐ会場に入れると思っていたけれど・・・・何と~~長蛇の列。

会場入りまで約30分並んだ。

人数制限のおかげか、会場内はそんなにごった返してはいない。

しかし・・・・絵は版画で、A3位?おまけに眼鏡を持って行くのを忘れた!!

大失敗!!

新聞には有名な”神奈川沖浪裏”の絵が載っており、何となく大きな絵と思ってしまっていた。

(新聞より)実際は青の色遣いが素晴らしい!

一応、富嶽36景を見る。

どれも素晴らしかった。重ね重ね眼鏡を持参しなかった事が悔やまれた。

鉄斎は確か90歳すこし過ぎ迄生きた。

会場内には、80歳の鉄斎が、みすぼらしい家で畳に寝そべり絵を描いている模型があった。

どこの国の芸術家も、死んだ後有名になり価値が付く傾向にあるが、鉄斎もその中の一人かもしれない。

広重の絵も素晴らしかったけれど、私は鉄斎派。

新札1000円の裏は鉄斎の”神奈川沖浪裏”の絵”との事。

 


愉英雨(ゆえいう)

2024-04-29 13:38:29 | 紅茶、茶道&マナ-のお話

春に降る雨を”愉英雨(ゆえいう)”と言う。”英”は花の事。

春の雨は花達を喜ばし、美しく咲かせる。なんと素敵な日本語!!

そして”愉英雨”が→”花笑う”言うこちらも素敵な日本語につながって行く。

写真の御宅は、妙心寺北門の向かい側で、隣の人間国宝でまどかさんも訪れている。

丁度龍安寺の教室へ行く道中にあり、あまりにも綺麗にされておりパチリとさせて貰った。

下の写真は、4月の四ケ伝のお稽古用に準備した練り切り、ちぎり餅、水菓子のトマト。

練り切りは好評でした!

 

年々歳々花相似 歳々年々人同(ねんねんさいさい花あいにたり さいさいねんねん人おなじからず)

花は何時になっても変わらないけれど、人は歳を重ね変わって行く・・・という禅語。

歳を重ね変わって行くだけでなく、人は色々な事情で変わって行くとも捉えられる。

お茶のお稽古に通っておられたお二人が、今月で辞められる。

それぞれの事情で仕方がないけれど、お茶に対して造しを深められる事を期待していただけに・・・・・

昨日は、”行ノ行台子”のお稽古をした。

去ってゆく方は仕方がない。求められる方には、期待に添う様努力を重ねたいと思う。


織部の菩提寺、”興聖寺”

2024-04-15 18:18:12 | 紅茶、茶道&マナ-のお話

桜も散り始めた4月13日、TVで枝垂桜を紹介していた”興聖寺”に寄せて貰う。

桜の咲き始めた頃は、娘と孫が滞在しており毎日がバタバタ。

何とか鴨川の桜を見ただけだったので、ようやく一人で桜狩り。

この処の上昇気候で、散ったかもと・・・心配していたけれど、何とか満開の桜に出会えた。

おまけに普賢桜も同時に鑑賞で嬉しい限り。

 

こちらのお寺は別名織部寺とも呼ばれ、織部の菩提寺であり、織部好みの茶室”雲了庵”もある。

最近、台目席が気になっており、丁度この茶室も三畳台目で感動してパチリ~~。

何気なくネットを見ていたら、藪ノ内家燕庵の間取りが出ており、この雲了庵と同じ。

燕庵は織部から譲り受けた茶室との事。納得!

こちらのお寺には苦い過去がある。

何年か前、本を頼りに何気なく織部忌に寄せて貰い、なんだか最後まで居座り、確かお献茶迄見せて貰った気がする。

おまけに水菓子のお土産まで頂いてしまった。

本来ならば、藪ノ内家に大いに関係のある方々の参列だったと思う。

面目ございません<m(__)m>

*古田織部は利休に茶を習い、徳川秀忠へ茶の指南をしたが、大阪の陣では内通していたと一族は死を賜り、本人は73歳で自刃した。初代藪ノ内の嫁が織部の妹である。

昨日の茶席は藤村庸軒の娘婿(久寿美疎庵)の茶杓が出たり、本日は道安の弟子、壁塗土斎の茶杓だった。

茶碗は、安土桃山時代の斑唐津。びっくり~~(*_*)。

お茶は本当、歴史が詰まっている。ささやかな茶席料でこんな歴史にある物を拝見出来なんとも贅沢です!!

 


鶯点

2024-03-20 11:03:59 | 紅茶、茶道&マナ-のお話

本日20日は春分。

暑さ寒さも何とか・・・・だけど、とっても寒い。天気予報によると雪もちらつくとか。

こんな気候変動はシニアには堪える。

先週もお稽古、茶会行き、その他で少しハ-ド。日曜日、お稽古を終わり、教室からの帰り道も疲れすぎてか少ししか歩けない。

バスを降りてからも、よたよたで何とか自宅に到着。

余韻は本日までも残り、無理は禁物と実感。

それはそれと・・・

先週は、”鶯点”のお稽古をした。

鶯の鳴く、2・3月がピッタリのお点前。

水指の上に袱紗を鶯の形に折り、乗せて、その水差しを逆勝手に運びお点前をする。

水指の上に乗った鶯が谷と見立てた炉を渡ると言う趣向の点前。

貴族が訪れた時、たまたま逆勝手に座り、その時玄々斎が考案された点前と言う。

お菓子は四ケ伝のお稽古もされたので、菜の花キントン、外郎、ドライキンカンを準備。春は近いです♪。

 


桃月

2024-03-11 14:37:52 | 紅茶、茶道&マナ-のお話

寒暖の差が激しく、今日はいったい何月かな・・・と思ってしまう。

しかし、もう3月。中旬も近しで、”啓蟄”も終わり、春分ももう少しでやって来る。

3月は桃の節句。桃の花を見る事は少ないけれど、梅と水仙が目を楽しませてくれる。

3月上旬にお稽古があったので、”ひちぎり”を作った。

作ったすぐは柔らかく美味しいが、一日経つと固くなる。今後の課題。

10日、お茶席は2席寄せて貰った。

一席目は、織部流扶桑派 2席目は、裏千家 於:金毛院

違う流派でそれぞれの趣向で楽しませてもらった。

金毛院では、庭伝いでお席に入らせてもらった。

お掃除の行き届いた庭の蹲で手を清めると、心もすがすがしい。

私がお茶を頂いた茶碗は朝日焼で桃の形をしていた。感激!!

色々と学ぶ事も多く、お茶の奥深さを更に実感した。


稽古茶事(飯後の茶事、炉)

2024-02-19 16:22:10 | 紅茶、茶道&マナ-のお話

令和6年2月18日、昨年10月に続き2度目の”飯後の茶事”を開催。

2月中盤、未だ寒いので外の腰掛待合はどうかな?・・・と案じていたが、18℃と言う平年を上回る天気!!

4人の参加を頂き、予定時間より少し遅れ、午後1時過ぎにスタ-ト。

水屋担当はお点前のSさんと私。

正客はTSさん、次客はSDさん、そして詰めはhSさん。

点前の内容は、茶筅飾りの各服点て&続き薄茶の各服点て。

 

まずは炭手前から

点炭もうまくおこり、講習会で勉強し前日準備した湿し灰もOK、まき灰も上々。

 

吸い物膳の後は八寸で、出来る範囲で千鳥の盃も実行。*千鳥杯は茶事前に数回練習したけれど、Sさん:”難しかった”との事。

(Sさん手作りのきんとん、銘:なごり雪 )柔らかく美味しい

某サイトで購入したベトナムの水指を使い、茶筅飾りの各服点

(お干菓子の和三盆もSさん手作り)美味しくプロ顔負けです

終了は予定時間より大幅に遅くなったけれど、なんとか流れを閉ざさす進める事が出来た。

解決しなければいけない課題も色々見つかったけれど、進みながらクリアしていきたいと思う。

参加して頂いた皆さんありがとうございました。

又今回はご都合が合わなかった皆さんも、次回は是非参加してみてください。

次回は5月初風炉の予定です。