カバー2曲めは、渥美二郎さんの「夢追い酒」です。Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=UHvTO9atFj4
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/198772/
1978年リリース、渥美さんの地道なキャンペーンが実って翌1979年に爆発的なヒットになりました。西城秀樹さんの「YOUNGMAN」やジュディ・オングさんの「魅せられて」を抑えてオリコン年間1位を獲得、総売上げ枚数は182万枚だそうです。
リリース翌年のヒット、レコ大ロングセラー賞、紅白初出場というヒットのパターンは大川栄策さんの「さざんかの宿」にとてもよく似ています。というか、時系列的にはこちらが先例になりますね。
この曲について渥美さんご本人がお話しされている記事がありました。
https://hochi.news/articles/20181019-OHT1T50139.html?page=1
45年前の曲ですが、今聴いても「演歌として良く出来てるなぁ」と思います。歌詞の内容にメロディーが見事にハマっている上に、渥美さんの声にクセや押しつけがましさが全くないので、この歌の情景の中にスッと入っていけます。
「あなたなぜなぜ わたしを捨てた」の繰り返しも、つい口ずさんでしまいます。
こういう曲を名曲というのでしょうね。
Kiinaも演歌のテクニックを縦横に駆使して切ない女心を歌い上げています。
ふと思いました。
「貴男がすべて」のヒロインが何年か後に坂場で「夢追い酒」を口ずさんでいなければいいのだけれど…