「大丈夫/最上の船頭」の新タイプリリース当日の11月19日は大宮ソニックでコンサートがありました。
私は昼の部の参加でしたが、KIINA.がMCでお母さまのことを沢山お話ししてくれました。
恐らく翌年2月に発売となる「母」のレコーディングがこの時期にはもう済んでいたのでしょうね。
11月13、14日と福岡でコンサートがあったのですが、
「実家に泊まって、朝古いアルバムを見た。古いボロボロの部屋を『懐かしいねえ〜』って言いながら。
そうしたら母が『20年よく頑張ったね。もう自分の好きなようにやったらいいよ』って。
それを聞いて、ワァーっと涙が出ました」
「世界を敵に回しても、母は味方です!」(キッパリ)
「父はハゲ増してますけど(笑)」とオチまでつけて、最後は笑わせてくれましたが。
客席で笑いながら、そう言えばデビュー間もない頃のとあるインタビューで、「父と母の間で川の字になって寝ていて『僕は無敵だ』って思った」とお話ししていたことを思い出し、「お金じゃない。親に愛され理解してもらえているという自信が人を強くするんだ」と、それがある限りきよしくんは絶対揺るがないだろうと、深く感動したことを覚えています。
さて、再リリースされたシングル「大丈夫/最上の船頭」の新たなカップリング曲は、Gタイプが「天地人」、Hタイプが「恋初めし(こいそめし)」、Iタイプが「確信」と、演歌・バラード・ロックと全くカラーの違う3種類。KIINA.にしか出来ない離れ業です。
そして全てに4曲めとして「hug」が付いていました。
Gタイプ「天地人」のKIINA.の歌唱はこちら↓
歌詞は歌ネットより。
作詞・作曲、歌ネットの情報は間違いです。一瞬「塩野雅さんってド演歌も作られましたっけ?」と思いましたが(笑)、正しくは作詞が朝倉翔先生、作曲が宮下健治先生ですね。
七五調の定型詩の中に印象に残る人生訓を過不足なく嵌めこんで、それにぴったりとメロディーを合わせています。KIINA.の完璧な演歌の発声法も見事です。
カップリングにはもったいないような、どっしりとした正統派の演歌。
「やっぱり演歌はこうでないと!」と言いたくなるような、演歌好きにはたまらない一曲ではないでしょうか。