2015年7月8日、「新・演歌名曲コレクションーさすらい慕情ー」が発売されました。収録曲の「男花」のDVDが付いた初回限定盤のAタイプと
https://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COZP-1065-6.html
通常盤のBタイプです。
https://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COCP-39220.html
前後が逆になりますが、シングル「さすらい慕情」がリリースされる3日前の3月1日、Kiinaの明治座特別公演「め組の辰五郎〜きよしの大江戸千両纏」が初日を迎えました。
https://www.meijiza.co.jp/pastinfo/2015_03/
「何は置いても」と初日に駆けつけ、生き生きと舞台を駆け回り歌を歌うKiinaをこの目に焼きつけることが出来ました(その直前に「歌謡コンサートには出演していましたが)。
第二部のコンサートの幕が上がってKiinaの歌が始まった時、客席にいたファンは皆さん一様に驚きと感動を持ったと思います。
「きよしくんの声が戻ってる!」
Kiina本来の伸びのある、キラキラした歌声が明治座いっぱいに響き渡っていました。
長い間の"出にくい声を無理して出す"という状態から一気に解放されたせいでしょうか、「大井追っかけ音次郎」の高音の伸ばしなど、まるで手綱のない暴れ馬のようでした。
嬉しかった〜!(*≧∀≦*)
翌2日めのMCの時、「今年に入って絶好調!実は喉のカートリッジを取り換えました」と打ち明けてくれ、「ああ、やっぱり!」と納得しました。
Kiinaが苦しんでいるのを目にしていた多くのファンが、ずっと事務所に対して「休ませてあげて!」「喉を治してあげて!」と訴えていましたから。
この時の明治座には、千穐楽までに9回通ったでしょうか。お芝居も楽しかったけれど、何の心配もせずにKiinaの歌声を聴けることが何よりも嬉しかったのです。
恐らくですが、シングル「さすらい慕情」は手術前、アルバムの方は手術後にレコーディングされたのではないでしょうか。
そして、このアルバムからシリーズ名が「新・演歌名曲コレクション」に変わりました。前回の「ちょいときまぐれ渡り鳥」で「演歌名曲コレクション」シリーズ20回のひと区切り。次は20周年に向けてのスタートを切るという意味があったのだそうで、具体的にはカバーする曲をこれまでの戦前〜昭和30年代から近年の作品中心にしていくということのようでした。
この時期にデビュー以来ずっとKiinaを担当してくださったT村ディレクターがコロムビアを離れていかれました。そうした事情もあっての若干の表紙替えとなったようです。
さて、アルバム1曲めは「九州恋慕情」です。Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=abLq7K4xbjI
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/189649/
「さすらい慕情」の続編ともいうべき作品とのKiinaの解説があります。本編で主人公が回らなかった熊本、大分、佐賀、宮崎を旅する歌になっています。
九州全域のファンへのサービスですね。
作詞は仁井谷先生で変わりないのですが、作曲は大谷先生、編曲は伊戸先生に変更になっていて、「さすらい慕情」とは少し雰囲気の違う曲になっていますね。
出だしの「阿蘇の山なみ〜」の伸ばしも「忘れたい…忘れない…」の伸ばしも耳に心地よいです。