2008年2月13日に、シングルとしては初めて故郷を舞台にした「玄海船歌」をリリースしました。
https://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COCA-16061.html
Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=NBd-mcdw9fk
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/61314/
衣装のグレーのスーツを、Kiinaが盛んに「サバスーツ」って連呼していましたね(笑)
プロモーションビデオを前年12月の玄界灘で撮影したそうで、この年の「歌の手帖」4月号の巻頭インタビューでレコーディングの時のエピソードをKiinaが詳しくお話ししてくれています。
PVの撮影前にレコーディングはもう済んでいたけれど、実際に感じた玄界灘の荒々しさを歌に残したくて、無理にお願いして再度レコーディングし直させてもらったと。
そんなKiinaの熱い思いのこもった「玄海船歌」、確かにどっしりとした海の男の歌になっていますね。随所に挟みこんだこぶし回しも見事です。
Kiinaが初めて本間先生から渡された演歌テープが、鳥羽一郎さんの「兄弟船」でしたし、オーディション番組で水森先生に見出された時に歌ったのも鳥羽さんの曲。
憑依型の歌手であるKiinaには、レコーディングの時鳥羽さんが降りて来ていたかもしれませんね。
さて、リリース前日の2月12日には東京始め遠方から大勢のマスコミ関係者を福岡県の岐志漁港と芥屋漁港に招いて、大々的な新曲発表イベントを行ったKiina(というか、コロムビアと事務所)。
この取材会に参加したあるスポーツ紙の編集委員さんが、こんな感想をコラムに記していらっしゃいました。
※ こうした取材会では、歌手本人や主催者は最初の挨拶だけして「後は皆さんでどうぞ」と、早々に会場を後にすることが多い。
だが氷川君はそうではなかった。最後まで自分から参加者の席へお酌して回っていた。
僕が手洗いに立つと、おしぼりを持って待っていた。
※ もちろん、そうした教育が徹底しているのだろうが、本人の人柄もあるのではないか。
概ね、そんな内容だったと思います。
この年がデビュー9年目。ずっと演歌の世界ではトップを走り続けながら、なお謙虚さと礼節を失わないKiinaの姿は、何年かぶりに芸能畑に戻ってきたという編集長さんに強烈な印象を残したようでした。