何年かぶり(笑)で、自力でうたコン観覧が当選し、同郷の友人が「フォークなら聴いてみようかな」ということで、フォークど真ん中世代のふたりでNHKホールに行って来ました。
うたコンは先日からコロナ禍前のように入り口のお姉さんから無作為に席番号を手渡されるシステムに戻っています。
いただいたチケットは、何と1階センター!(@_@)
「これがKIINA.の時だったら…」と、どれだけ思ったか知れません。
ロビーでの飲食は解禁になりましたが、売店は撤去され、代わりに昨年の紅白出場歌手の皆さんの色紙展示コーナー(KIINA.のはないので、スルー)と、本日出演歌手の皆さんのメッセージボードが設置されていました。
南こうせつさんも紙ふうせんのおふたりも、声は50年前のまま。
横山剣さんの「山谷ブルース」(岡林信康さん)はカッコよかった!
「山谷ブルース」には特別な感慨がありました。岡林さんは「フォークの神様」と祭り上げられて、シンボル化され、他のジャンルの歌を歌うことが許されない空気に耐えられず「俺らいちぬけた」とバックれ、一時音信不通になってしまったことがありました。
そんな経緯をリアルタイムで見聞きしていたので、KIINA.があの頃の岡林さんと同じ辛さを味わっているのだと、胸が痛んだのです。
それはファンの愛ではなく、暴力に過ぎないと。
NHKさんからは観覧の感想のアンケートメールが来ましたので、「楽しかった。一日も早く氷川きよしさんをうたコンで拝見したいです」と送りました。