アルバム10曲めはTM NETWORKのカバー曲「SEVEN DAYS WAR」です。KIINA.の歌唱はこちら↓
歌詞は歌ネットより。
氷川きよし SEVEN DAYS WAR 歌詞 - 歌ネット
元々は児童文学作家宗田理さんの人気シリーズ第1作「ぼくらの七日間戦争」を原作にした同名の映画の主題歌として作られました。
映画が公開されたのが1988年ですから、当時KIINA.は小学校高学年。登場人物の男の子たちよりちょっとだけ年下でしたね。
この曲をカバーした理由について、KIINA.がコロムビアの公式サイトで説明しています。
※自分の中で革命っていう言葉は、どんなに自分でダメな人間だと思っても、絶対に切り開けるということ。絶対にあなたには可能性があるからねっていうことを伝えていきたいんです。
大人っていうのは経験があったり、プライドがあったりとか、長く生きてる分、どうしても上から押さえつけたくなるのもすごくわかる。そこもちゃんと受け入れた上で、生きていかないと、お互いが尊重し合わないといけないということ。
そんな、自分の若い時の葛藤と重ね合わせるというか、今もそうだけど、全てを壊すんじゃなくて、自分で何かを探したいだけだし、全て背くんじゃなんて、自分でただしっかりこの目で選びたい。でも、そのためには闘っていかないといけない。闘うというのは、人と争う、人と喧嘩する、力で押さえるんじゃなくて、自分自身との闘いだと思うんです。素直にただ生きて行くことが大切なんだということですね。※
この年の12月に放送されたNHKの「The Covers」で、KIINA.はこの曲を選んで披露してくれましたね。
さらに今年4月放送された同番組にゲスト出演された小室哲哉さんが、この時の映像をご覧になってKIINA.に拍手を送ってくださいました。
日刊スポーツ「小室哲哉、氷川きよしを拍手で大絶賛「カッコいい」
https://www.nikkansports.com/m/entertainment/news/202405100001415_m.html?mode=all
「ぼくらの七日間戦争」は少年たちの闘いの物語でしたが、KIINA.は雑誌のインタビューで「40歳を過ぎた今の自分が歌うべき歌だと感じている」とお話ししています。
1年8か月の休養期間を経て復活してくれたライブでも、KIINA.はこの曲を歌ってくれました。
KIINA.の中で昇華されてメロディーに乗せて歌われる言葉の数々。アカペラで歌う「"Revolution"」の不思議な透明感。
この「SEVEN DAYS WAR」はTMNのカバーではなく、KIINA.自身のテーマソングになっているんだなぁと、その時感じました。