アルバム5曲めは「一緒節」です。
https://m.youtube.com/watch?v=4o7n_lYcBVY
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/174511/
作詞は水木れいじ先生、作曲は岡千秋先生の、「人生前向きに生きましょう」という明るい音頭ものですね。
1番の「情(なさけ)に棹(さお)さしゃ 流される」のフレーズは、夏目漱石の有名な「情(じょう)に棹させば流される……とかくに人の世は住みにくい」(草枕)を踏まえてのことでしょうか。
「とかく窮屈 三角 四角」や、2番の「来い(恋)というのに 逢い(愛)にもゆけず」など、洒落た語呂合わせが満載の楽しい歌詞です。
こうした語呂合わせ、たぶん松井先生ならカッコ付きで説明はなさらなかった気がします。水木先生と松井先生の言葉に対する感覚の違い、意図が伝わっても伝わらなくても「言葉遊び」を楽しまれる松井先生と、語呂合わせにも真剣に取り組まれる光景が想像できる水木先生の個性の違いを感じました。水木先生には水木先生の、松井先生には松井先生の、一流の作詞家だからこそのそれぞれの味わいがありますよね。
「一緒節」、国際フォーラムのスペシャルコンサートのアンコール1曲めでしたね。宝船に乗ったKiinaの派手な衣装(エビス様?)、歌が終わってKiinaのMCが始まった時の会場の大声援も、とても印象的でした。