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氷川きよしについて ★ by とねりこ

☆北上夜曲〜Kiinaの歌声を味わい尽くす♬〜184

アルバム収録カバー曲5曲めは「北上夜曲」です。

Kiinaの歌唱はこちら

https://www.youtube.com/watch?v=khFRy3gvXMY

歌詞は歌ネットより。

https://www.uta-net.com/song/230982/

 

戦前の昭和15年から16年、ともに岩手県出身同士で同じ下宿で知り合った菊地規さんが作詞を、安東睦夫さんが作曲をして、北上川を舞台にした曲が生まれました。

おふたりはそれぞれ教師になり教え子に歌を伝授。生徒から生徒へいつしか「詠み人知らず」の曲として静かに広がったものが、戦後の歌声喫茶ブームで一気に火がつき、レコーディングに当たって作者を探したところ、おふたりが名乗り出た、という経緯があったそうですね。

そんな訳で、一応オリジナル歌唱は「和田弘とマヒナスターズ・多摩幸子」となってはいますが、それ以前から多くの人に伝承され、それ以後も様々な歌手の方が思い思いの歌い方で歌い継いできたのでしょう。

ともにまだ10代の若者の瑞々しい感性で紡ぎ出した初恋の歌はどこまでも清らかで、聴く人の心まで浄化させてくれるようです。

 

Kiinaはこの前年にNHK仙台放送局の番組で50人のコーラスと一緒にこの曲を歌ったのがとても感動的で、「アルバムに」と希望したそうです。

私も小さい頃からこの曲が大好きでしたから、Kiinaがアルバムに入れてくれて、しかも私が「この曲はこう歌って欲しい!」と願っていたとおりのイメージで歌ってくれていたので、とても嬉しかったです。

 

この曲を歌うKiinaの歌声はどこまでも真っ直ぐで、どこにも「演歌歌手」の匂いがありません。それはKiinaにとっての演歌の唱法が後付けで身につけたテクニックで、いつでも本来のクセのない歌い方に戻れるからなのだろうと思います。

 

Kiinaの透明で哀愁の漂よう歌声を聴いていると、私は北の町の小さな下宿屋で共に音楽を語らい、離れた後もお互いを思いながら詩を綴りメロディーを紡いだふたりの若者の姿が目に浮かんできます。

「北上夜曲」は、このおふたりの出逢いがなければ世に現れなかった奇跡の名曲です。

コメント一覧

サファイア
とねりこさん(皆さんもですが)、この猛暑で心身が参ってる方が多いと思います。 とねりこさんも、(毎日記事を書いて下さるのはありがたいですが)調子が悪かったら無理せずに記事書くのをお休みする日があって構いませんよ(余計な事かもしれませんが、ちょっと心配になったので書かせて頂きましたm(__)m)。

あと、蘆花さん、この歌の声は若い頃の声だったのですね。 私は(皆さんに比べ)近頃ファンになったので、気づきませんでした(汗)。
藪つばき
こんにちはー。「北上夜曲」胸にしみ入る歌声ですね、朝からいい気持ちになれました~。歌も素晴らしいですが、とねりこさん始め皆さまのコメントがすばらしく言い尽くされているので、私の下手なコメントはやめておこうかなと思わされました。
こんな酷暑の日でも、こんな歌声を聴くと頑張ろうかなという気持ちになれますね、でも本当に、本当に、暑い毎日ですので、皆さまくれぐれも気をつけてお過ごし下さいね~。
せり
おはようございます。「北上夜曲」この歌も懐かしい青春の歌ですね。乙女ごごろをキュンとさせながら良く口ずさみました。この歌にはこのような誕生秘話があったんですね。kiinaのみずみずしい歌声に心が浄化されるよう。kiinaは多くの演歌歌手と違い後付けで演歌を身につけたため演歌以外の曲を癖なく歌えるんですね。ほんとにどんな曲もまっさらな気持ちで多彩な色に染め上げることができるkiinaです。
蘆花
私にはkiinaの声そのものに聴こえます。もう少し若いころの声ですね。。懐かしいkiinaの声。
サファイア
こんばんは。
これはあくまで私の印象ですが、なんとなく「50年くらい前の、ドラマか何かの主題歌」というイメージがいたしました。 あと、なんとなくkiinaの声に聴こえない感じがするのは、私だけでしょうか?
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