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氷川きよしについて ★ by とねりこ

⭐︎黒い鷲〜 KIINA.の歌声を味わい尽くす♬509

このアルバムリリースの少し前に、KIINA.にとって画期的な事件がもう一つありました。

WOWOWとの契約です。

「一流と認められるアーティストのライブしか放送しないWOWOWがきよしくんにに目をつけた!」と嬉しくて、「ヴォーカリスト 氷川きよしの魅力」と大阪城ホールコンサートの放送に間に合うよう、急ぎ私も加入しました。毎月の料金はちゃんと私の口座からの引き落としです。

WOWOWの担当の方がツアー中の北海道まで打ち合わせに来てくださったと、大崎でのアルバムリリースイベントの時にKIINA.がお話ししていました。

 KIINA.はWOWOWのことをあまり知らなくて(もちろん加入していない)西さんに「加入者数が凄いんですよ」と言われても「知らんがな」って他人事のように答えていましたが。これもやはり「限サバ」効果によるものだったのでしょうね。

WOWOW加入記念で抽選に当たったKIINA.ミニクッション。本当にミニですが、枕の高さ調節に重宝しています。

 

さて、アルバム11曲めはシャンソンのカバー曲「黒い鷲」です。KIINA.の歌唱はこちら↓

黒い鷲 - YouTube

歌詞は歌ネットより。

氷川きよし 黒い鷲 歌詞 - 歌ネット

 

フランスのシャンソン歌手バルバラが作詞・作曲した歌に岩谷時子さんが日本語の歌詞を付け、多くのシャンソン歌手にカバーされています。KIINA.が歌っているのは、オリジナル歌唱が岸洋子さんとなっています。

 

KIINA.にとっては「愛の讃歌」「百万本のバラ」に次いでのシャンソンへの挑戦になるでしょうか。「愛の讃歌」のようにストレートな感情表現ではない分、どのように物真似でないオリジナリティーを出すか難しいものがあったと思いますが、KIINA.はバルバラ風でも岸洋子さん風でもないKIINA.らしいスケールの大きな歌い方を通していると思います。(つまり、シャンソンにしては声の響きがちょっと強めかな?)

 

ひとつだけ気になったのは、「鷲」という言葉のアクセントです。「鷲」は「儂」と同じく「わ」が低く「し」が高くなるのですが、「やがて 悲しそうに 鷲は消えた空へ」の部分だけ「鷲」が「和紙」→「わ」が高く「し」が低くなってしまっています。

外国の曲に日本語の訳詞を付けると、どうしても本来の日本語のアクセントに馴染まない箇所が出来てしまいます。岸洋子さんの歌を聴いてみると、レコードではこの部分をメロディーに忠実に「和紙」のアクセントで歌っているのですが、ライブでは出来るだけ「鷲」本来のアクセントに近づけるように、日本語として不自然に聴こえないように歌っているのが分かります。

KIINA.もステージで何度も歌っていたら、きっとそうしていたのかな?と思うのですが、残念ながら生で聴ける機会がありませんでした。

コメント一覧

みつこ
「黒い鷲」はこのアルバムで初めて知りました。幻想的な美しい歌ですね。シャンソンはKIINA.にぴったりなジャンルだと思います。KIINA.のオリジナルのシャンソンがこれからの活動で増えて欲しいなあ。
日本語のアクセントは難しいですね。東日本と西日本でも違うし、NHKのアナウンサーが「汚職事件」と言うアクセントが私には「お食事券」と聞こえてニュースのたびに違和感がありました。15周年だったか?KIINA.が「日本武道館」のアクセントがなかなか言えなくて、最後に博多弁で喋って「これでいいしょ」と言ってたのが面白くて大笑いしました。(DVDのメイキングから)
せり
こんにちは。「黒い鷲」シャンソンですね。私もKIINAがカバーした他のシャンソンは聞き覚えがありましたがこの曲はKIINAで初めて知りました。なんとも奥深い不思議な曲ですよね。アクセントのこと、関東圏と関西圏また他の地方とで違うんですよね。義妹が九州なのでアクセントの違いも色々あります。
とねりこ
バルバラは私の中では「ショートカットで黒い衣装の似合うカッコいい女性」というイメージです。私よりもう少しお姉さまな方々の中には、1970年の来日のご記憶がある方もいらっしゃるでしょう。

バルバラの原曲では、黒い鷲は主人公の子どもの頃の記憶から舞い降りてきて、彼女は鷲に「自分をあの頃に連れて行って」と懇願するのだけれど、鷲は独りで飛び去ってしまったという歌詞になっていますが、岩谷さんの邦訳では鷲が「僕と帰ろうよ」と誘いかけたという真逆の内容になっています。
そもそもがバルバラが実際に見た夢を歌にしたものだそうですので、幻想的に歌いさえすれば解釈にはこだわらなくてもいいのかもしれません。

美川憲一さんがご自身のシャンソンコンサートで「黒い鷲」をお歌いになっているそうなので、ひょっとしたらKIINA.は美川さんのコンサートでこの歌を聴いたのかもしれませんね。

蘆花さん、日本語の標準語はNHKが基準になっていて、現在は下がるアクセントは「\」、上がるアクセントは「/」と表記するそうなので、「鷲」はNHK的には「わ/し」となります。
私は50年前、東北の山奥から勇躍東京の大学に進学した時「椅子(い/す)」を「い\す」と言って笑われたことが今でも忘れられません。
基準はあっても、言葉は生き物で日々変化していくものですよね。
ちょうど今朝の読売新聞の書評欄で、駐日ジョージア大使のティムラズ・レジャバさんが日本語の響きの美しさを絶賛されていました。
チャチャチャ
おはようございます。「黒い鷲」岸洋子さんが歌唱されていたのですね。原曲は外国の方なのですね。初めてKIINAの歌唱で知りました。外の方もあまり歌われていないのでしょうか。「鷲」のアクセントのお話しをとねりこさんがお話しして下さったので娘とアクセント談義が始まり、長崎弁は共通語と殆んど反対のアクセントが多いです。親子で花が咲きました。
とねりこさんはいつも凄いです。KIINAの曲を楽しみ内容を分析して歌詞や曲、細かい所まで気が付かれ曲に対して奥が深いですね。KIINAの歌唱もスケールの大きな曲ですが私的には内容が難しく思います。「鷲」で何かを伝えていこうとしていると思いますがあのメロディーであの歌詞、素直に受け入れるのは難しいですね。

近所にとねりこの花が満開です。2メートル程の庭木に今年は綺麗なお花が沢山咲いていました。思わず写真撮りました。
蘆花
とねりこさん、「鷲」のアクセントは、「わ」は低く「し」は 高くなるのですか?今まで知らなかったです。私も私の周りも「わ」が高く「し」が低く言ってました。関西の人に多いのでしょうね。
「サザエさん」「ゴジラ」「橋」「雲」などもアクセントが変だと言われたことがありました。
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