2013年11月20日、「演歌名曲コレクション19〜満天の瞳〜」がリリースされましたが、シングル発売からアルバム発売までの3か月間もKiinaは各方面で大活躍、超多忙な毎日でした。
特に私の記憶に残っているのは、10月30、31日に中野サンプラザで行われたFC限定「ハロウィンコンサート2013」と、11月11日大阪で行われた新沼謙治さんとの「ふたりはは最高!大阪SHOW TIME」というテレビ番組の公開収録です。
前年に続いて2度目の開催となった「ハロウィンコンサート」。今回のハイライトは、デビューした2000年から2013年までの14年間に発表されたアルバムから1年に1曲ずつKiinaが選んだ曲を歌ってくれたことでしょう。
・浅草人情・東京恋始発・夢銀河・玄海竜虎伝・青龍(りゅう)・夏子の海峡・きよしの森の石松・上海エトランゼ・陽春・かあさん日和・春嵐・望郷しぶき・一番星よ こんばんは・寒立馬
どれも大好きな、私自身も思い入れのある曲にばかり!
そして、この時の「春嵐」は、Kiinaのセリフ入りで、演出も衣装も含めてすべてが最高にカッコよかったです。
「ふたりは最高!」は大阪エリア限定の番組だったのですが、新沼謙ちゃんのお人柄もずっと好きだったので、私にとっては文字通り最高の組み合わせでした。
謙ちゃんの「元祖演歌アイドル」のエピソードばなしも楽しかったのですが、一番印象に残ったのは、謙ちゃんのボイストレーナーの先生は藤山一郎さんのお弟子さんだった方というお話しでした。
藤山さんと言えば「クルーン唱法(そっとささやくように歌うこと)」が代名詞だった方。なので、謙ちゃんもどんな曲でも力まずサラリと歌うのだそうです。
同じコロムビアの歌手としても、演歌のアイドルとしても、お人柄も、共通点が沢山あるおふたりですが、歌い方だけは随分違うということがよく分かりました。「確かに謙ちゃんの歌い方だったら喉に負担はかからないだろうなぁ」と、今でも謙ちゃんの歌を聴くと思い出します。
さて、アルバム「演コレ19」のお話です。
発売されたのは、「月が笑ってる」のMVが付いた初回限定盤とhttps://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COZP-819-20.html
CDのみの通常盤です。https://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COCP-38336.html
1曲めは表題曲の「満天の瞳」、オリジナル曲の2曲めが「カラスの口紅」です。Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=9lhustwwfB0
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/158091/
「およげ!たいやきくん」の作詞・作曲コンビの先生による作品ですね。唱歌「富士山」を間奏に入れた伊戸先生のアレンジも楽しいです。
ふるさとを捨てた恋人を追って東京まで来たけれど、結局失恋してしまったという有りがちなテーマを、カラスを擬人化してコミカルに表現したので他にはない一曲になりました。
Kiinaの本来の明るい声質が生かされて、カラッとした失恋の歌に。Kiinaも楽しくカラスになり切っていますね。