6月30日に明治座特別公演の千穐楽を無事に終えたあと、ほんの2週間ほどのお休みでKiinaは通常コンサートを再開しました。
その合間を縫って、「しぐれの港」を課題曲にした「HKのど自慢」、歌謡コンサート(「幾千もの祈り」を歌ってくれました)、「思い出のメロディー」(Kiinaは「かえり船」を)、長良グループ主催の「ティーンズカラオケ大会」…
あの過酷な一か月公演による心身の疲れを2週間程度の休養でどれだけ癒すことが出来たのだろうかと思います。
もっとも、心の隅で(きよしくん、大変だなぁ…)とは案じていても、生のKiinaに逢える喜びの方が断然勝っていましたので、ツァー再開一発めの越谷コンもHKのど自慢もティーンズカラオケ大会も思い出のメロディーも歌謡コンサートも、全出席です。
あ、私は越谷のあと京都の城陽コンまで足を伸ばしていました。
そんな超多忙な中で、8月28日、2013年の第2弾シングルとして「満天の瞳(ほし)」がリリースされました。
「一陣の風」をカップリング曲としたAタイプとhttps://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COCA-16758.html
「雨降り坂道」をカップリング曲としたBタイプhttps://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COCA-16759.html
の2種類です。
「満天の瞳」の歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=6u60Oas1OrU
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/151072/
作詞は直木賞作家の村山由佳さん。作曲は大谷明裕さんです。
村山さんが詞を書いてくださった経緯について、Kiinaは「2年半前に長良会長がプロデュースしてくださって、「電話で『満天の瞳』というのが出来たぞ。楽しみにしとけよ」とおっしゃっていたんです」と説明しています。
村山さんの側からはこんな経緯も。
https://rockinon.com/blog/koyanagi/88066
恐らく酒井さんが仲立ちになって、会長に村山さんに作詞を依頼することを勧めてくださったのだと思います。
Kiinaは村山さんから、家族の絆や後世に残したい大切にしたいものを表現したとお聞きしたそうです。「まるで小説を読んでいるよう。メッセージが自然と心に入ってきます」
私は村山さんの小説は「星々の舟」とあと何作品かしか読んでいませんが、なかなかにハードな恋愛が展開するものが多いですよね。
「満天の瞳」は、そんなドロドロの感情を全て濾過して純粋なものだけを結晶にした作品なのかな?という気がします。
歌詞の2番は産んでくれた母に対する感謝の言葉になっていますが、村山さんご自身は小さい頃からお母様との関係に悩んでこられたとお聞きしました。
曲はポップス寄りの歌謡曲風になっていますね。伊戸先生のアレンジによるものでしょうか。Kiinaの曲にしては珍しく、リズムの取り方が「裏拍」になっています。
「1.2.1.2.」の1でなく2にアクセントを置くリズムの取り方は、伝統的に日本の音楽には少なかったので、特にご年配のファンの中には慣れていらっしゃらない方も多かったように思います。
8月27、28日に行われたリリースイベントやその前のコンサートで、Kiinaによる振り付けの指導がありましたが、頭の上で両手を大きく振るタイミングがなかなか綺麗に揃わないという案件が(笑)
それでもコンサート会場で皆さんと一体になって手を振る振り付けもコール&レスポンスも楽しかったです。
この年の紅白歌合戦のKiinaの歌唱曲は「満天の瞳」。バックダンサーの皆さんと客席でペンライトで満天の星が演出されていましたね。