アルバム・11曲めは、平浩二さんの「バス・ストップ」です。Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=405sp7zrABs
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/138426/
1972年にリリースされ、今なお多くの人に愛されている平さんの代名詞のような曲ですね。
Kiinaファンにとってもこの曲は特別な存在です。
2001年の歌謡コンサートでKiinaがこの曲を歌ったところ、あまりの上手さと伸びやかな歌声に聴いた人たちが仰天したという、Kiina伝説のひとつとして語り継がれている「神カバー曲」だからです。
きっとKiinaもその時の視聴者の反応が記憶に残っていて「いつかアルバムに入れたい」と思っていたのでしょうね。
私も「歌謡コンサートの『バス・ストップ』」のことは幾度となくKii友さんからお聞きしていたので、このアルバムで歌っているのは34歳のKiinaではあるけれど、映像として浮かぶのはデビュー間もない少年のようなKiinaの姿なのです。
そのためでしょうか。この曲の主人公はひょっとしたら恋をすることに慣れていて、それを失った時の振る舞い方も心得ているのかもしれないけれど(心の中では傷ついていても)、Kiinaが歌う「バス・ストップ」は、初めて体験する別れを気丈に受け入れて笑顔で見送ろうとする健気な女性が浮かんできます。
別れなければいけない差し迫った事情が実際にあったのかどうか。相手の男性は本当は「別れ上手」な悪いやつだったんじゃないかと、これは私のまったくの妄想です。
バスを見送るKiinaの姿があまりに純心で健気なので。
ちなみに、この歌の舞台のバス・ストップは渋谷駅東口のバスターミナルだそうです。
今の渋谷駅は地下も地上もラビリンスのよう。どの出口から地上に出たら目的地に着けるのか、タワレコへ行くのもひと苦労ですσ(^_^;)