「みれん心」Cタイプのカップリング曲は「東京音頭」です。Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=aR0MdZWpayQ
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/202532/
言わずと知れた、西條八十さん作詞・中山晋平さん作曲の東京を歌った新民謡です。
原曲は1932年(昭和7年)に制作された「丸の内音頭」ですが、東京全土で歌えるよう詞の内容を変えタイトルも「東京音頭」と改題したところ、爆発的にレコードが売れたのだそうです。
90年前に作られた曲ですが、今でも東京の盆踊りには欠かせないだけでなく日本全国の老若男女に馴染まれていますね。
シングルのカップリング曲に「東京音頭」が選ばれたのは、2020年に東京でオリンピックが開催してされることが決定したのと関係があったのでしょうか。
「当世、『東京音頭』を歌わせてKiinaの右に出る者はいない!」と断言出来るほど、高音の張り、声質の明るさ、音圧の強さ、Kiinaの歌声の全ての要素が「東京音頭」にハマっていると私は思っています。
元々「民謡のない東京に新しい民謡を、新しい盆踊り唄を」という目的で作られた「東京音頭」ですから、民謡を歌われる方々もレコーディングされています。民謡の大家で私も大好きな原田直之さんの「東京音頭」も聴かせていただきました。
私見ですが、民謡歌手の方が歌うと「東京音頭」は一地方の民謡になってしまうところを、Kiinaの歌い方にどこか小唄・端唄の節回しが入っているのが功を奏しているのか、ギリギリ一歩手前で踏みとどまって、単なる民謡の枠を越えてより多くの人に愛される「国民歌謡」の域に達していると、私にはそのように感じられます。
Kiinaの明るい歌声に「めでたさ」と「祈りがあるのです。
「ヤートナ ソレ ヨイヨイヨイ♪」の後の「ヤーーートナ♪」の強い高音の響きに「今日の憂いは忘れて、今は皆で踊り狂えばいい」「そうすれば、きっと明日はいい日になる」という、元は念仏踊りが発祥だという盆踊りの真髄が込められているのです。
繰り返しになりますが、Kiinaは日本一の「東京音頭」の歌い手だと私は思っています。
インタビューの中で「東京の盆踊りで僕の『東京音頭』を流してもらえたら…」とお話ししていましたが、この年の8月28日に六本木ヒルズで催された盆踊り大会にKiinaは呼ばれて「東京音頭」を披露、大喝采を浴びました。
行きたかった…(仕事で断念)
参加出来たKii友さんたちが羨ましかったです。
そして、もうひとつ「東京音頭」で繋がれたご縁が。
「東京音頭」を応援歌にしているヤクルトスワローズの神宮球場での始球式にKiinaはこの年初めて呼ばれ、7回裏のヤクルト攻撃の前に「東京音頭」を披露しました。
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/154186?page=1
Kiinaは過去に福岡ドームと横浜球場の2回始球式を行っていますが、「東京音頭」を披露したのはこの年が初めてです。初めて聴く生のKiinaの歌の上手さに誰もが度肝を抜かれているのが客席からリアルタイムでポストされるTwitterから伝わってきて、ファンとして鼻高々でした。
この時に出来たご縁で、神宮球場での始球式と「東京音頭」のセットはこの年から4年連続で行われましたね。
私はそのうちの2回参加しましたが、自分の生涯の中で野球観戦で球場に足を運びビニ傘を振る日が来るなど、夢にも思っていませんでした。