2012年9月19日にKiinaは第2弾シングル「最後と決めた女だから」をリリースしますが、発売日の直後の9月27日に東京・芝のメルパルクホールで初めてのポップスコンサート「Kiyoshi Special concert 2012」をファンクラブ限定で開催しました。
会長がご健在だった3月に、やはりファンクラブ限定で発売されたKiyoshi名義のアルバム「Kiyoshi カバーコレクション」を受けてのものでした。
FC限定なのでCDもDVDもコロムビアではなく長良グループのソルブレイドの取り扱いになっています。
アルバムに収録されたのは
1.なごり雪(1974年:かぐや姫)
2.バラ色の雲(1967年:ヴィレッジ・シンガーズ)
3.もうひとつの土曜日(1986年:浜田省吾)
4.異邦人(1979年:久保田早紀)
5.最後の雨(1992年:中西保志)
6.白いブランコ(1969年:ビリーバンバン)
7.卒業写真(1975年:ハイファイセット)
8.涙をふいて(1982年:三好鉄生)
10.学生街の喫茶店(1972年:ガロ)
11.悲しい色やね(1982年:上田正樹)
12.時代(1975年:中島みゆき)
の12曲。
ポップスコンサートでは、これに加えて
・ははうえさま(藤田淑子:アニメ「一休さん」ED)
・赤いスイートピー(1982年:松田聖子)
.SAY YES(1991年: CHAGE & ASKA)
・恋の季節(1968年:ピンキーとキラーズ)
オリジナル曲である
・でんでん虫
・人生号 jinsei-GO!
・evergreen(いのちの唄声)
・believe〜あきらめないで〜
・誓い
・出発
・いつもみんなで手をつなごう
と、合計20曲を歌ってくれました。
写真右はコンサートグッズのキーホルダー。抽斗の中で11年間寝かせたままになっていますσ(^_^;)
3月のアルバム発売時には9月のポップスコンサートの企画も立ち上がっていたのでしょうから、当然長良会長のご意向も踏まえてのことだったでしょう。
KiinaもコンサートのMCで「これから毎年やりたい」とお話ししていましたし、もし会長がご健在だったら演歌の氷川きよしと並行してポップスのKiyoshiの活動も後押ししてくださるおつもりだったのかもしれません。
本当はどうだったのか、会長以外誰にも分からないことなのだと思いますが。
アルバムの選曲とコンサートのセットリスト、会場の選び方を見ると、先ずはファンの反応を伺う観測気球的な内容だったように思います。
コンサート終了後に「今回はまったりした曲が多かった。次はもっとお客さまと一緒にノれる曲を歌いたい」とお話ししていますが、ポップスだけを歌うKiinaをファンが受け入れてくれるかどうか、Kiinaもスタッフも蓋を開けてみるまではおっかなびっくりだったんでしょうね。
のちのち、「最後の雨」を中西保志さんと、「悲しい色やね」を上田正樹さんとうたコンで共演できましたよね。どちらの時も息がぴったりでうっとりするようなコラボになっていました。
Kiinaがどれほどこの2曲が好きだったのか、演歌の修行を積みながらもきっとカラオケで歌っていたんだろうなあと、そんな姿が目に浮かぶようでした。