2009年11月11日「演歌名曲コレクション11〜ときめきのルンバ〜」が発売されました。
「かあさん日和」のDVDがついたAタイプ(初回限定盤)と
https://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COZP-417-8.html
Bタイプ"通常盤)のジャケットです。
https://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COCP-35943.html
これに先立つ10月1日、2日の2日間、遠い銀河の果てから隕石に乗って日本武道館に着陸したKiinaがデビュー10周年記念スペシャルコンサート「歌・命〜」を挙行、年齢と同じ32曲を歌い切って大成功を納めました。
個人的には、2004年の5周年を逃していた私には初武道館でした。
このコンサートをご覧になった詩人で作家のねじめ正一さんが、婦人公論のコラムに感想を寄せていらっしゃいました。
昨年11月の私のブログで概略をご紹介しています。
https://blog.goo.ne.jp/tazutazu3232/e/94172df0b58b63fce2c0cc45c7d2a213
そう。ねじめさんが指摘されたようにKiinaのステージには「媚び」というものが一切ないのです。ファンはKiinaと愛で繋がっていることを実感しているけれど、両者は決して馴れ合いにはならない。
それがステージを観終わった後の清々しさや満足感に繋がっていたのだと思います。
ねじめさんのコラムが掲載された婦人公論は、もちろん大事に保存してあります。
さて、アルバムですが、前半の6曲がオリジナル曲です。1曲めは表題曲の「ときめきのルンバ」、2曲めが「ふるさと夜汽車」です。Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=eWR2x0L6J9I
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/239487/
作詞は松井由利夫先生ですね。このアルバムのオリジナル曲6曲のうち3曲はこの年の2月に亡くなられた松井先生の作品です。Kiinaはインタビューで「アルバムには松井先生を偲ぶという意味もこめました」とお話ししています。
「ふるさと夜汽車」はいわゆる望郷演歌ですが、Kiinaは随分力をこめて歌っていますね。
前半の列車をイメージした軽快なリズムから「ここで泣いたら〜」で曲調が一変。主人公の心情に深く入りこんでいきます。
「こころが揺れる」の後の「また揺れる」は、今までにないくらい声に力が入っています。
後ろ向きに故郷を恋しがるふるさと演歌ではなく、結果を出すまで何がなんでも歯を食いしばってここで頑張る、という前向きの決意がストレートに表現されているように思います。
Kiinaも共感して歌えたのではないでしょうか。