今日は仕事休みで、午前中のうちに大物の洗濯と衣替えを半分だけ(気候が中途半端)済ませ、電車に乗って某シネコンへ。
今評判の「侍タイムスリッパー」を観て来ました。
自主制作で時代劇を撮るという無謀な挑戦から、1館だけの上映がクチコミでたちまち全国展開になったと「ラジオビバリー昼ズ」で高田文夫先生も絶賛されていて気になっていたのですが、先日のizuchanさんのコメントからKIINA.の劇場公演に毎回出てくださっていた福田健二さんのことを思い出し、「やっぱり観ておこう!」と思い立ちました。
時代劇と殺陣を熱愛する人たちが作った映画だったので。
KIINA.の劇場公演は「銭形平次〜青春篇」から始まって、殺陣の指導には日本で最高〜ということは世界一の殺陣師の菅原俊夫さんがついてくださっていました。
10年以上前になりますが、殺陣をこよなく愛する福田さんが劇場公演のお稽古場で菅原さんをお見かけし、思い切ってお話しさせていただいたとブログに書いていらしたことがありました。
「いつか菅原さんに殺陣を教えていただきたいけど、叶わぬ夢だろう」と。
菅原さんが指導されるのは切る方(主役)の役者さんで、福田さんの立ち位置は切られ役だからです。
「侍タイムスリッパー」は京都太秦撮影所を舞台にした時代劇の切られ役の役者さんの物語で、評判どおりの面白さでした。何より「時代劇が好き!」という情熱がスクリーンいっぱいに溢れていました。
福田さんもご覧になったでしょうか。
最後に主役のお二人が交わすセリフ。「時代劇はいずれ忘れ去られるだろう。だが、それは今ではない」。
「時代劇」を「演歌」に置き換えても通じるセリフだなぁと、そんなことをしみじみ考えました。それを愛する人がいる限り生き続けるんだろうと。
KIINA.が歌う演歌が好きだったので、KIINA.がこれからも演歌を歌ってくれることがとても嬉しいです。