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氷川きよしについて ★ by とねりこ

Kiinaの歌声を味わい尽くす♬〜106「街のサンドイッチマン」

カバー4曲めは鶴田浩二さんの「街のサンドイッチマン」です。

https://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COCP-33180.html

Kiinaの歌唱はこちらから

https://m.youtube.com/watch?v=TeD6Zn2kwKE

歌詞は歌ネットより。

https://www.uta-net.com/song/58648/

 

昭和28年に発表されたこの曲には実在のモデルがいらっしゃって、かつて連合艦隊司令長官などを歴任した軍人が戦後A級戦犯として逮捕され、その息子さんが職を失って生活のためにサンドイッチマンになった、その悲哀を歌った曲だそうです。

 

鶴田浩二さんはとても歌がお上手ですが、どんな歌を歌ってもそこはかとない哀感が漂っているように感じます。

「嘆きは誰でも知っている この世は悲哀の海だもの」

数年前まで最高位の軍人の子息だった方が、自分の力の及ばない時代の変化の中でサンドイッチマンにまで身を落とす心境とはどんなものだったのか。

昭和28年であれば、街にはまだまだそんな人が数えきれないほどいたでしょうし、ご自身も戦争体験をお持ちだった鶴田さんは、我がこととしてこの曲を歌うことが出来たのでしょう。

 

若いKiinaの「サンドイッチマン」からは、やはりそんな時代の空気まで感じることは難しい気がします。

コメント一覧

せり
おはようございます。とねりこさんはほんとにkiinaの歌声をカバーでもその歌の背景も含め深く聴いておられるんですね感服です、鶴田さんの任侠映画まで探し尋ねて見られたとは。そして偶然にも今夜NHKBSPで鶴田さんのあの懐かしい名作ドラマ「男たちの旅路」が再放送されますね。今まで何回観たことか。鶴田さんの哀愁ある演技が観れます。同世代の若いころの水谷豊、桃井かおり、森田健作さんたちもね。
とねりこ
Kiinaのオリジナル曲は、リリースのたびにリアルタイムで共体験出来ます。
その時のKiinaはどんなKiinaだったか、一曲一曲が自分の宝物として記憶することが出来ますよね。

私は、カバー曲であってもKiinaが歌った以上は Kiinaの曲として大切にしたいので、どんな人が作って、どんな人が歌ったのか、どんな時代背景の中で多くの人に支持されたのか、知り得る限りのことを知った上で、その時代の光景を思い浮かべながらKiinaの歌声を味わいたいのです。
歴史オタクのさがかも知れませんねσ(^_^;)

鶴田浩二さんは、上の兄に「総長賭博」という任侠映画を「絶対観ろ」と勧められて、今のようにTSUTAYAも DVDもありませんでしたから、上映館を探して観に行きました。
三島由紀夫さんがギリシャ悲劇になぞらえて大絶賛されていたので、兄もその受け売りだったんだと思います。
せり
おはようございます。そうですよね、kiinaにはなかなか想像できない世界ですから。この歌のモデルはそういう経歴の方でしたか初めて知りました。従軍経験のある鶴田さんの歌声は上手い下手とかではない哀愁のある歌声でしたね。ハンカチをもって耳を手に歌う姿が思い出されます。そして演技でもどの役も哀愁がありました。本当に歌は世につれですね。ところで久道さんのnote,後で読んでみたいです。
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