橿原市でのコンサートの翌々日、大阪・豊中市でもKIINA.は「一本の鉛筆」を歌ったそうです。
この後ツアーコンサートはなしでお稽古に入り、いよいよ6月3日初日の明治座を皮切りに、4大都市劇場特別公演がスタートしました。KIINA.は何としてでもそれまでに喉を治したかったんですよね。
CDの方は、明治座公演のさなかの6月14日「群青の弦」の新しいタイプがリリースされました。
・Dタイプ群青の弦(いと)【Dタイプ】 | ディスコグラフィ | 氷川きよし | 日本コロムビアオフィシャルサイト
・Eタイプ群青の弦(いと)【Eタイプ】 | ディスコグラフィ | 氷川きよし | 日本コロムビアオフィシャルサイト
・Fタイプ群青の弦(いと)【Fタイプ】 | ディスコグラフィ | 氷川きよし | 日本コロムビアオフィシャルサイト
の3種類です。
Dタイプのカップリング曲は美空ひばりさんの「歌は我が命」のカバーでした。曲自体は2019年リリースのアルバム「新・演歌名曲コレクション10.-龍翔鳳舞-」の中に既に収録されていましたが、恐らくは2021年の紅白歌合戦でこの曲を歌唱したことで、改めてシングルのカップリングとして入れ直すことにしたのではないでしょうか。
https://m.youtube.com/watch?v=JnWxZuFM3YA
2019年のスペシャルコンサートでの歌唱シーンもコロムビアの公式YouTubeで公開されています。
https://m.youtube.com/watch?v=UGfNE87N93Q
KIINA.は今回の復活コンサートでも、ポップスに続く歌謡曲コーナーの1曲目として白タキシード姿でこの曲を歌いました。
今改めてセットリストを振り返ってみると、32曲のうちカバー曲は「歌は我が命」と「ボヘミアン・ラプソディ」の2曲だけ。「ボヘミアン・ラプソディ」はKIINA.が湯川れい子先生に懇願して日本語の訳詞をつけていただいたKIINA.だけのカバー曲です。
「歌は我が命」もきっとそうなのでしょう。歌うことに一生を捧げたひばりさんに深く共鳴し「これぞ我が歌」と思ったからこそ、休養期間を経て歌手としての新しい一歩を踏み出すに当たって、この曲はどうしても外せなかったのでしょう。
たとえご生前のひばりさんに出逢うことは叶わなくても、ひばりさんとKIINA.は魂の深い部分〜何のために誰のために歌うのかというところで繋がりあっています。
様々な歌手の方がひばりさんの曲をカバーしていますが、ひばりさんの歌魂(うただましい)の継承者はKIINA.ただひとりだと私は思っています。