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氷川きよしについて ★ by とねりこ

Kiinaの歌声を味わい尽くす♬〜95「湯島の白梅」

「演歌名曲コレクション4DISC29曲めは「湯島の白梅」です。

https://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COCP-32843-4.html

Kiinaの歌唱はこちら

https://m.youtube.com/watch?v=QSrCmGsPzVk

歌詞は歌ネットより。

https://www.uta-net.com/song/20521/

創唱は昭和18年、小畑実さんです。東宝映画「婦系図」の主題歌として発表されました。

曲のテーマになっているのは、若いドイツ文学者早瀬主税(ちから)が恩師の反対によって、長く一緒に暮らしていた元芸者のお蔦に湯島聖堂の境内で別れを告げるシーンです。

この映画だけでなく、新派などの舞台でも上演されたので「切れるの別れるのって、そんなことは芸者の時に云うものよ。今の私にゃ死ねと云って下さい 」というお蔦のセリフはよく知られていたのでしょう。

 

Kiinaの声質は小畑実さんとはだいぶ違いますが、程よく小節を回して張りのある声でとても丁寧にこの曲を歌い上げていますね。

Kiinaの理解は、もしかしたらレコーディングの際に「こういうストーリーなんだよ」と説明を受けた程度だったのかもしれませんが、それでもその歌声で湯島の境内での主税とお蔦の辛い別れのシーンが目に浮かびます。

 

学生時代に泉鏡花の文学世界にハマったことがあって、もう絶版になっていた岩波の泉鏡花全集を神田の古本屋さんで何冊か集めたことがありました。

古本でも私には高価だったので今でも大事に保存しているのですが、観音扉の本棚の前に夫が書類を積み上げていくので、ほぼ永久的に取り出せません。

 

コメント一覧

藪つばき
遅い時刻にすみません~、今日はちょっと疲れ気味で、kiinaさんの歌声も聴かずじまいかなと思っていましたが、やはり気になり「湯島の白梅」先程聴きました。
kiinaさんの歌声が、予想をはるかに超えて胸にしみ入りました。
おまけに、とねりこさんちの(失礼)本棚も見れて良かったです~。
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