アルバム6曲めは「愛しのテキーロ」。7曲めからカバー曲になります。
カバー1曲めは北島三郎さんの「函館の女」。Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=C8wzMPYtftY
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/198773/
北島御大はデビューの頃からKiinaに優しくしてくださいましたね。「きよしとこの夜」にも随分早い回に気さくにゲスト出演してくださいました。
「本当に偉い人は決して偉ぶらない」のお手本のような方です。
「前から歌いたかった作品。歌手として、人間として、北島三郎先生は憧れの存在です」とインタビューでお話ししています。
Kiinaの「函館の女」は、高音部の声の伸びが気持ちいいです。うんと若い頃の、勢いが良すぎて情緒を置き去りにしちゃったような、ある意味未完成な「函館の女」も好きです。
この歌をじっくり聴いていて、改めて思ったのですが。
演歌を歌う人は押し並べて発音がはっきりしていますが、その中でもKiinaは飛び抜けて言葉が明瞭です。
今日放送された「Covers」でKiinaの歌う「雪の華」を聴いていた長女が「氷川くんが歌うと歌詞の意味が伝わるね」と言っていました。正直なところ、私も有名な「雪の華」がこういう世界観を歌っているのだとは、2020年にKiinaが歌ってくれるまでよく分かっていませんでしたσ(^_^;)
雰囲気だけで歌って、歌詞の意味はテロップを追わないと分からない歌手の多い中、Kiinaは言葉をはっきりと伝えた上でその曲の持っている雰囲気も出せる、数少ない歌手のひとりです。
言葉を明瞭に伝えられることは、今後ポップスを歌っていく上でも決してマイナスではなくKiinaの大きな武器になっていくと思います。