「愛しのテキーロ/男花」のAタイプのカップリング曲は「あの娘の船はいつ帰る」です。Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=SX_Zn7IK50E
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/194758/
去って行ったのは女で、待っているのは男。よくあるパターンの演歌とは真逆の設定ですね。そして「別れの一本杉」が始まるのかと思うようなアコースティックギターのイントロとマイナー調のメロディー。
いかにもな「ザ・演歌」の曲を仁井谷先生と宮下先生が作ってくださり、「愛しのテキーロ」とも「男花」とも全く違った世界をKiinaが見事に歌い上げてみせました。
斬新で攻める曲ではなく、こういった落ち着いた演歌の世界を愛するファンへの配慮があって、敢えてカップリングに選んだのかもしれません。
コンサートのMCの中でタイトルの紹介はありましたが、少なくとも私が参加したコンサートの中でセットリストに組みこまれていた記憶はありません。スペシャルコンサートでは、この後出されたアルバムに収録された曲を歌っていましたしね。
カップリング曲は、佳い曲でもなかなか陽が当たりにくくて、可哀想な不憫な子が多いです。
コンサートと言えば。五反田ゆうぽうとがこの年で閉館になったことは前にご紹介しましたが、渋谷公会堂もまた建て替えのため10月4日をもってしばらくの間休館に。Kiinaは直前の9月28日が休館前最後のコンサートになりました。NHKホールの少し手前にあって、とても使い勝手の良いホールだったのですが…
新装なった渋谷公会堂は4年後の2019年10月「LINE CUBE SHIBUYA」として生まれ変わり、Kiinaは翌2020年初のポップスアルバム「Papillon」を引っさげてのコンサートを予定していましたが、コロナ禍のため中止に。
2021年に出された次のポップスアルバム「You are you」のお披露目がKiinaの「LINE CUBE SHIBUYA」デビューになりました。
渋公が閉じていた4年間のKiinaの中での変化を考えると、とても感慨深いものがあります。休館直前のマッチョ志向のKiinaも、決して嫌々トレーニングをしていたわけではなく、あの頃はあの頃で「本当の自分」を探す旅の途中でKiinaが出していた正解の答えだったのだろうと私は思っています。