ちょうど1年前、Kiinaが「無期限の歌手活動休止」を発表した時に、恐らく私は目の前が真っ暗になるとか何も手につかなくなるという心理状態ではなかったと思います。
大抵の場合がそうです。長所か短所か分かりませんが、その場に立ち尽くして途方に暮れるということがない。まずは「それならどうしようか」と考える。
この時思ったのは「休止なら、いつかは戻ってくる。どうやってその日を待とうか」ということでした。そして「Kiinaが発表した曲を1日1曲もう一度丁寧に鑑賞し直していたら、全曲聴き終わる前には戻ってきているんじゃないかな?」と。そのためには掲示板でなく自分のブログを開設した方がいいのでは?と方策を練っていたタイミングで、以前利用していたteacup掲示板からサービス終了のお知らせがきたのです。
Kiinaは新曲やアルバムをリリースするたびに「我が子を産み落とす思い」とお話ししていました。Kiiスタで「泣きながら鼻水たらしながら血を吐く思いで」と綴っていましたが、22年の間には本人の意に適う曲もあれば、ひょっとしたら「なぜこの曲を?」と思いながらレコーディングした曲もあったかもしれません。
でもオリジナル曲もカバー曲も、文字通り心血を注いで歌った曲。すべてにKiinaの命が吹きこまれています。そして曲として発表された瞬間に、それはKiinaひとりのものでなく、届けられたリスナーのものになります。
私にとってKiinaの歌声はすべて宝物。Kiinaが命がけで産み落としてくれた曲の数々をいちリスナーとしていちファンとして、もう一度しっかり愛し直そうと思いました。そこへ絶妙のタイミングで全曲配信が解禁になりました。
紅白のパフォーマンスから年をまたいで続いた興奮も少し収まってきました。テレビでKiinaの姿を見られる機会も少なくなりそうです。通常のブログと並行してKiinaの曲に思ったことを綴る記事を別立てして書いていきたいと思います。
私は何の専門家でもありません。音楽に関してはまったく素人のただの「Kiina愛好家」です。
ですので、ここに綴るのは良い悪いの判定なし、「どの曲もKiinaが歌っている以上は好き!」が大前提の単なる私の感想だということをご了承ください。
お読みになった方がその曲に寄せる思いや曲にまつわる思い出などもコメント欄にお寄せいただいてそれを皆さんで共有出来たら、Kiinaの復帰を待つ時間が少~しだけ楽しくなるのではないかと思います。